2025/04/09 更新

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ノガミ サナミ
野上 さなみ
Nogami Sanami
所属
法文学部 人文社会学科 人文学 准教授
職名
准教授
外部リンク

学位

  • Ph.D ( 1999年12月   Eberhard Karls Universität Tübingen(ドイツ) )

  • 修士 ( 1994年3月   広島大学 )

  • 学士 ( 1990年3月   広島大学 )

研究キーワード

  • 言語学

  • 意味論

  • ドイツ語

  • ドイツ言語文化

研究分野

  • 人文・社会 / 言語学  / ドイツ語

学歴

  • Eberhard Karls Universität Tübingen(ドイツ)   Neuphilologische Fakultät   Germanistik

    1994年10月 - 2000年8月

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  • 広島大学   文学研究科 博士課程   独語独文学専攻

    1994年4月 - 2000年3月

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  • Eberhard Karls Universität Tübingen (ドイツ)   Neuphilologische Fakultät   Germanistik

    1992年10月 - 1993年9月

  • 広島大学   文学研究科 修士課程   独語独文学専攻

    1991年4月 - 1994年3月

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  • 広島大学   文学部文学科   言語学

    1986年4月 - 1990年3月

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経歴

  • 国立大学法人 愛媛大学   法文学部   准教授

    2010年10月 - 現在

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  • 国立大学法人 琉球大学   法文学部   講師 のち 准教授

    2000年5月 - 2010年9月

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所属学協会

委員歴

  • 愛媛日独協会   理事・事務局長  

論文

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書籍等出版物

  • Sprachwissenschaft des Tuns und des Werdens : Typologie der japanischen Sprache und Kultur

    Yoshihiko Ikegami( 担当: 共訳)

    Lit Verlag (Münster)  2007年9月  ( ISBN:978-3825882983

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    総ページ数:240   記述言語:ドイツ語   著書種別:学術書

  • Resultativkonstruktionen im Deutschen und Japanischen

    Sanami Nogami

    Peter Lang (Fankfurt am Main)   2000年1月  ( ISBN:9783631360118

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    総ページ数:211   記述言語:ドイツ語   著書種別:学術書

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • ドイツ語動詞の語彙化と動詞範疇の連動について

    2011年4月 - 2016年3月

    科学研究費助成事業・学術研究助成基金助成金・基盤研究(C) 

    野上 さなみ

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    担当区分:研究代表者  資金種別:競争的資金

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  • ドイツ語における動詞範疇について

    2007年 - 2010年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

    野上 さなみ

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    配分額:4290000円 ( 直接経費:3300000円 、 間接経費:990000円 )

    (1)アスペクト概念が文法範疇として確立している言語においては、完了・不完了アスペクトの相違を積極的に表現することが可能である。例えば英語では、「be+動詞の現在分詞」という形式が確立しており、それによって不完了アスペクトの一種である「出来事の進行性」を積極的に表現することが可能である。英語のような言語とは異なり、アスペクトが文法範疇として確立しておらず、進行形という形式も確立していないドイツ語で、出来事の進行性の概念がどのような手段を用いて表現される得るのか、さらにその表現手段と分布を英語とドイツ語の比較対照によって示すことができた。
    (2)個々の動詞に含まれる語彙概念と動詞範疇の関連を調査し、ドイツ語とフランス語において特定の語彙概念(状態変化)が複合時制形式の助動詞選択にどのような影響を及ぼすのかを示すことができた。さらに両言語において、場所の移動を表す自動詞の複合時制を作る際に、方向規定の語彙概念が助動詞選択に及ぼす影響範囲や度合いの相違を示した。

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  • ドイツ語の動詞範疇と項の典型的主体性・客体性の関係について

    2004年 - 2006年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  若手研究(B)

    野上 さなみ

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    配分額:3100000円 ( 直接経費:3100000円 )

    本年度は全般的に、平成16年度から18年度までの三年間の研究の総括に当てることとなった。最終的に論文の形で総括内容をまとめるには至らなかったが、順を追って過去三年間の研究内容と実績を挙げて報告することとする。
    平成16年度には『接頭辞be-の付加』に関して、この接頭辞による自動詞の他動詞化の決め手となる項の意味論的性質をつきとめ、論文として学会誌に発表することができた。平成17年度には『再帰代名詞による心理動詞構造の自動詞化』と他のタイプの再帰構造の間に見られる、使役主の役割を担う項の取り扱い方の相違を明らかにすることができ、このテーマについても学会誌に発表済みである。
    平成18年度の研究テーマとして予定していた『非人称受動態』および『接頭辞ver-』については、予定していたほど充分なデータの収集がかなわず、残念ながら論文の形にして発表することができなかった。しかしながら、この三年間の研究結果として現時点で明確になっていることは以下の二点にまとめることができる:
    (1)接頭辞や人称代名詞などの助けを借りて、自動詞(構造)を他動詞化したり、逆に他動詞(構造)を自動詞化する際には、構造内の特定の項が備え持つ意味論的特質、特にその典型的主体性や客体性が決め手となって、これらの構造の形式的操作が可能となること、
    (2)項の典型的主体・客体性は、専攻研究によって明らかにされているよりも内容的に多様であり、様々な統語的構造について意味論的な研究を進めるに当たり、それらも考慮する必要があること。
    さらに来年度以降の研究テーマとして掲げている『ドイツ語における進行形』に相当する形式が成立するための条件とその使用がロマンス言語にくらべて抑制される根拠を明らかにするための準備も進めることができた。

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  • ドイツ語の動詞表現における出来事の認知と概念化について-日本語との対照研究-

    2001年 - 2002年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  若手研究(B)

    野上 さなみ

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    配分額:1700000円 ( 直接経費:1700000円 )

    日独両言語における、lokative Alternationと呼ばれる名詞句が交替する現象についての対照研究にあたり、研究実施計画では接頭辞be-を伴う動詞を中心に扱う予定であったが、範囲を少し広げてそれ以外の動詞も含めて、まず「事物や利害のやりとり」を表現する動詞とそれに伴う名詞の格にも焦点を当てて検証を進めた。この動詞群の『事物・利害の受け取り手』は、ドイツ語では与格の、日本語では助詞「-に」を伴った名詞句によって表されることが多い。ドイツ語の与格と日本語の助詞「-に」の意味範囲の相違に着目し、(1)それぞれの意味領域の基調となるのはドイツ語では『利害の被り手』という役割であり、日本語では『事物の受け取り手』という役割であること、(2)それゆえに助詞「-に」は、実際に何かを受け取らず利害のみの被り手である名詞句を表すことが許されないこと、(3)助詞「-に」に対するこの制限を補う形で、日本語では複合動詞や迷惑受動態が機能していること、を示したのが次ページに記載した論文である。このテーマは平成15年度以降も研究課題として継続する。名詞句の交替に関しては、特にドイツ語の接頭辞be-を伴った動詞とその基本動詞の間に起こる事例に焦点を絞った。本年度の成果は、学術雑誌Neue Beitrage zur Germanistik(日本独文学会編集)に投稿中で、結論をまとめると以下の三点になる:(1)この名詞句交替は、話者の視点を転換する機能として定義できること、(2)より具体的には、出来事全体を時間的に測定するための基準となる対象を取り替える機能であること、(3)接頭辞be-を伴った場合の方が、より包括的な視点が話者に与えられること。

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  • 現代ドイツ語の結果相構造について(日本語の結果相構造との対照研究)

    1999年 - 2000年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  特別研究員奨励費

    野上 さなみ

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    配分額:1000000円 ( 直接経費:1000000円 )

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担当授業科目(学内)

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社会貢献活動

  • ドイツ・オーストリアの食文化紀行

    役割:講師

    愛媛日独協会  公開講演会  2022年7月

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    対象: 社会人・一般

    種別:講演会