2025/03/27 更新

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ナガイ トキヒサ
永井 勅久
Nagai Tokihisa
所属
医学部 附属国際化推進センター 講師
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講師
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学位

  • 医学博士 ( 愛媛大学 )

研究キーワード

  • 神経内科学

  • 頭痛医学

  • 老年医学

研究分野

  • ライフサイエンス / 内科学一般  / 老年期医学

  • ライフサイエンス / 神経内科学  / 頭痛医学

  • ライフサイエンス / 医療管理学、医療系社会学  / 医学教育

論文

  • 分野別評価の指摘からみた本邦における医学教育体制の課題 日本医学教育評価機構による2巡目評価結果の分析

    永井 勅久, 小林 直人

    愛媛医学   42 ( 4 )   177 - 187   2023年12月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:愛媛医学会  

    目的:日本国内の各医学部では,世界医学教育連盟の示したグローバルスタンダードに基づいた医学教育分野別評価基準日本版により日本医学教育評価機構(JACME)の評価,認証を受けている.現在,初期に一巡目を受審した大学から順次二巡目の受審が開始されている.今回我々は,医学教育分野別評価において評価の高かった領域,低かった領域を分析し,日本の医学教育における「強み」「弱み」を明らかにしようと試みた.方法:2023年2月までにJACMEの二巡目評価を受審した6大学を対象とした.公表されている評価報告書に記載されている領域・下位領域での「適合」「部分的適合」の判定をもとに,一巡目から二巡目への評価の変化を検討した.結果:二巡目において「基本的水準」と「質的向上のための水準」の両者で部分的適合の指摘数が多かったのは領域1.3(学修成果),1.4(使命と成果策定への参画),領域2.4(行動科学と社会医学,医療倫理学と医療法学),2.5(臨床医学と技能),2.7(教育プログラム管理),領域3(学生の評価),領域7(教育プログラム評価)であった.特に領域2.5,2.7,領域7は2回連続で評価が低い傾向であった.また,領域1.3,1.4,領域4.4(学生の参加),領域5.2(教員の活動と能力開発),領域7.2(教員と学生からのフィードバック),領域9(継続的改良)では一巡目より評価が低下していた.対して,一巡目二巡目とも評価が高かった領域は,日本の医学教育の「強み」と考えられた.結論:低評価の領域は日本の医学教育の「弱み」と考えられ,「従来の医学教育になかった制度,習慣」「実施体制が不十分」「日本の大学教育の枠組み外」に大別された.今後,これらの課題の改善を図っていくことは日本の医学教育全体のレベルアップに寄与すると考えられる.(著者抄録)

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  • 医学教育に対する国立大学法人評価(第3期中期目標期間4年目終了時評価)の分析 医学教育は国立大学法人評価においていかに評価されたか

    小林 直人, 永井 勅久

    愛媛医学   41 ( 2 )   78 - 86   2022年6月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:愛媛医学会  

    目的:本研究では、令和2年度に全ての国立大学が受審し令和3年度にその結果が公表された国立大学法人評価(第3期中期目標期間4年目終了時評価)において、医学教育分野別評価制度が評価結果に影響を及ぼしたかどうかを分析し、同時に今後の医学教育改革の方向性を探ることを目的としている。方法:大学改革支援・学位授与機構がウェブサイトに公表しているデータを分析した。結果:国立大学法人評価における医学部に対する評価という観点からは、医学教育分野別評価の明らかな影響は認められなかった。一方、評価結果において優良と指摘された取組の分析から、個々の大学や学部の使命(ミッション)に沿った取組の重要性が示された。結論:本研究の結果は、本学医学部医学科における今後の使命の策定や、それを反映したディプロマポリシーならびにマイルストーンの策定や更新に活かされるべきである。(著者抄録)

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  • 「コロナ後」の医学教育の展望と提言 愛媛大学での実践経験をもとに

    永井 勅久, 小林 直人

    愛媛医学   41 ( 1 )   20 - 28   2022年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:愛媛医学会  

    新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックに伴い、全国の大学医学部で教育を維持するための様々な試みがなされている。本稿では、1年半以上に及んだ「コロナ禍」での筆者らの試みと経験に基づき、主に講義や演習が主体となる臨床実習開始前の医学教育に関して、新たな教育方法の開発についての展望と提言を述べる。筆者らは、令和2年度に医学科で実施された授業評価アンケートの自由記載の内容をもとに、教員が授業を設計する際に参考になるFD教材として「with-コロナでの講義のヒント」を作成し公開した。また令和2年度・3年度には、1年次の「新入生セミナー」や「基礎医学展望」、4年次のチュートリアルなどで、オンライン教材の活用を実践した。「コロナ後」は、学生の自立的・自律的な学習を促し学習効率と学習効果を高めるため、ハイブリッド型授業、すなわち対面授業と遠隔授業の「いいとこ取り」をした授業デザインが望ましいと考える。(著者抄録)

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  • 新型コロナウイルス感染拡大下での医学教育 2020年度の教育環境の変化と対応

    永井 勅久, 小林 直人

    愛媛医学   40 ( 2 )   83 - 89   2021年6月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:愛媛医学会  

    新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大に伴い、全国の大学医学部が休講、臨床実習の中止など制限を余儀なくされた。本稿では、2020年11月末までの本学の医学教育の対応を概説した。愛媛大学医学部医学科では、大学全体の方針に沿って2020年度前学期開始直後4月22日まで休講となり、その後遠隔授業による授業が再開された。6月以降、一部必須の講義や実習は、学生同士のソーシャルディスタンシングに注意しつつ、大講義室を使用する、学年を二つに分けて対面授業を施行する、などの対策を取った。臨床実習は6月下旬まで実習を中止し、特に6年次は学外の医療機関での実習を全て中止した。後学期においても県内の感染状況の大幅な改善はみられなかったため、午前、午後で学生を交代制とするなどの感染対策を取った対面授業と遠隔授業を併用することとした。また、4年次と6年次の全国共通の試験も、試験室での感染防止対策に留意しつつ、教室や外来ブースに立ち入る人員を例年より制限するなどの対策により実施した。今後も講義室でのソーシャルディスタンスを確保しつつ、対面授業と遠隔授業との併用、感染防止対策を徹底しながらの臨床実習を継続する予定である。(著者抄録)

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  • 「医学教育分野別評価」受審後の改善に向けた着眼点 受審20大学の比較

    永井 勅久, 小林 直人

    愛媛医学   39 ( 3 )   118 - 122   2020年9月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:愛媛医学会  

    目的:医学教育の国際的質保証のため、世界医学教育連盟(WFME)の示したグローバルスタンダードに基づいた「医学教育分野別評価基準日本版」による評価を日本国内の各大学も受審しつつある。愛媛大学も2018年度に受審し認定を受けたが、実地調査では特に評価基準の内、領域1「使命と学修成果」に関する指摘が多く、公表された評価報告書での全体の指摘事項も領域1に閲するものが目立った。そこで、同時期に受審した各大学での評価報告書の指摘、評価の傾向を分析した。方法:2017年〜2018年に「医学教育分野別評価基準日本版」Ver2.1〜2.2を用いて日本医学教育評価機構(JACME)の評価を受審した国公私立20大学を対象とした。JACMEの公表した評価報告書をもとに、分野別評価基準の内、領域1〜9のそれぞれで「部分的適合」を受けた下位領域の個数、および指摘事項と評価事項の個数を比較対象とした。結果:対象とした20大学で「部分的適合」を受けた個数は大きな違いはなかったが、愛媛大学の指摘事項の個数は特に「基本的領域」において多かった。また、領域1と領域2〜9の基本的領域の指摘事項の個数は高い相関を示した。肯定的な評価事項に関しては、愛媛大学には高く評価するとされた項目はなかった、結論:領域1は他領域と強く相関する項目であり、領域1の達成度が、全体の評価、医学教育のグローバルスタンダートの達成に深く関与していると考えられた。今後の改善には、領域1の項目を重視する必要性が強く示唆された。また、評価事項に関しては、愛媛大学の良い点のさらなるアピールが必要と考えられた。(著者抄録)

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MISC

  • 地域住民における加速度脈波と潜在性動脈硬化性病変との関連

    田原 康玄, 伊賀瀬 道也, 岡田 陽子, 永井 勅久, 大八木 保政, 三木 哲郎, 松田 文彦, 小原 克彦

    日本高血圧学会臨床高血圧フォーラムプログラム・抄録集   5回   194 - 194   2016年5月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:(NPO)日本高血圧学会  

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  • Association of Postural Instability With Asymptomatic Cerebrovascular Damage and Cognitive Decline: The Japan Shimanami Health Promoting Program Study (vol 46, pg 16, 2015)

    Y. Tabara, Y. Okada, M. Ohara, E. Uetani, T. Kido, N. Ochi, T. Nagai, M. Igase, T. Miki, F. Matsuda, K. Kohara

    STROKE   46 ( 4 )   E96 - E96   2015年4月

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    記述言語:英語   出版者・発行元:LIPPINCOTT WILLIAMS & WILKINS  

    DOI: 10.1161/STR.0000000000000064

    Web of Science

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  • ミトコンドリア12S rRNAにA1555G変異を認め,反復性横紋筋融解症を呈した一例

    篠原奈子, 越智雅之, 加藤丈陽, 山下泰治, 尾原麻耶, 岡田陽子, 永井勅久, 越智博文, 伊賀瀬道也, 小原克彦, 三木哲郎

    臨床神経学   54 ( 1 )   74 - 74   2014年1月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:(一社)日本神経学会  

    J-GLOBAL

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  • 脳微小血管病と頸動脈メカニカルストレス:血圧の影響に関する考察

    岡田陽子, 小原克彦, 尾原麻耶, 多喜田理絵, 越智雅之, 永井勅久, 越智博文, 伊賀瀬道也, 三木哲郎

    日本神経学会学術大会プログラム・抄録集   54th ( 12 )   299 - 1417   2013年12月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:(一社)日本神経学会  

    J-GLOBAL

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  • Sneddon症候群に合併した重症筋無力症の一例

    岡田陽子, 篠原奈子, 山下泰治, 越智雅之, 永井勅久, 越智博文, 伊賀瀬道也, 小原克彦, 三木哲郎

    臨床神経学   53 ( 5 )   384 - 384   2013年5月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:(一社)日本神経学会  

    J-GLOBAL

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講演・口頭発表等

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • フレイルティリスクとしての自律神経機能障害:立位負荷による評価

    2013年4月 - 2016年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  挑戦的萌芽研究

    小原 克彦, 越智 雅之, 永井 勅久

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    配分額:3770000円 ( 直接経費:2900000円 、 間接経費:870000円 )

    愛媛大学抗加齢ドック受診者288名(平均年齢67.9歳±10.2歳、男性132名)を対象として、立位に伴う自律神経機能変化をパワースペクトル解析にて求めた。拡張期血圧は立位後有意に上昇したが、収縮期血圧の変化は見られなかった。心拍変動性分のうち低周波成分LFは立位1分後より有意(p<0.0001)に上昇し、高周波成分HF (0.15-0.4Hz)は立位3分後に有意に低下した。ベースのHF、LFおよび立位3分後のLFは、血圧値とは相関しなかったが、年齢、片足立ち時間および重心動揺総軌跡長と有意な相関を示した。自律神経機能障害は、転倒につながるフレイルに関連している可能性が示された。

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担当経験のある科目(授業)

  • 老年医学

    2020年4月 機関名:愛媛大学医学部

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  • 神経内科学

    2018年12月 - 現在 機関名:愛媛大学医学部

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  • 診断学実習

    2014年10月 - 現在 機関名:愛媛大学医学部

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  • 生理機能検査学

    機関名:愛媛県立医療技術大学

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  • 老年病態看護論

    機関名:愛媛医療センター附属看護学校

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