2025/04/10 更新

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カワセ クミコ
川瀬 久美子
Kawase Kumiko
所属
教育学部 学校教育教員養成課程 社会科教育 教授
職名
教授
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学位

  • 博士(地理学) ( 名古屋大学 )

研究キーワード

  • 地形

  • 自然環境

  • 古環境

  • 自然災害

  • Natural environment

研究分野

  • 自然科学一般 / 固体地球科学

学歴

  • 名古屋大学   文学研究科   地理学

    - 2000年

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    国名: 日本国

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  • 名古屋大学

    - 2000年

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  • 名古屋大学   文学部   史学科地理学専攻

    - 1994年

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    国名: 日本国

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  • 名古屋大学

    - 1994年

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所属学協会

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委員歴

  • 愛媛県文化振興財団   理事  

    2023年4月 - 現在   

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    団体区分:その他

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  • 愛媛県文化振興財団 えひめブックス刊行委員会   委員  

    2022年4月 - 現在   

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  • 愛媛県森林環境保全基金運営委員会   委員  

    2021年4月 - 現在   

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    団体区分:自治体

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  • 国土地理院   治水地形判定委員会委員  

    2020年9月 - 2025年3月   

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    団体区分:政府

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  • 国土交通省国土政策局 土地履歴調査に伴う地区調査委員会   委員  

    2014年9月 - 2015年3月   

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    団体区分:政府

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  • 松山市商工業立地促進審議委員会   委員  

    2014年5月 - 2016年3月   

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    団体区分:自治体

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  • 国土交通省国土地理院 治水地形分類図の更新に係る治水地形判定委員会   治水地形判定委員  

    2009年10月 - 2014年3月   

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    団体区分:政府

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論文

  • 地域における歴史の継承についての一考察 -松山市三津浜地区の井口松江と松江堂を事例として- 査読

    川瀬久美子

    愛媛大学教育学部紀要   71   210 - 224   2024年12月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

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  • 松山市垣生地区の地名と災害リスクに関する一考察 査読

    川瀬久美子

    愛媛大学教育学部紀要   69   119 - 133   2022年12月

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    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者   記述言語:日本語   掲載種別:研究論文(大学,研究機関等紀要)  

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  • Geomorphic Development of the Nakhon Si Thammarat Coastal Plain, Southern Thailand

    UMITSU Masatomo, JANJIRAWUTTIKUL Naruekamon, ONO Eisuke, KAWASE Kumiko, OHIRA Akio, PRAMOJANEE Paiboon

    E-journal GEO   17 ( 1 )   1 - 11   2022年

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    掲載種別:研究論文(学術雑誌)   出版者・発行元:The Association of Japanese Geographers  

    DOI: 10.4157/ejgeo.17.1

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  • Geomorphological evolution and mangrove habitat dynamics related to holocene sea-level changes in the northern Mekong River Delta and the Dong Nai River Delta, southern Vietnam

    Kiyoshi Fujimoto, Masatomo Umitsu, Van Lap Nguyen, Thi Kim Oanh Ta, Kumiko Kawase, Duc Hoan Huynh, Toshio Nakamura

    River Deltas: Types, Structures and Ecology   125 - 141   2011年

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    記述言語:英語   掲載種別:論文集(書籍)内論文   出版者・発行元:Nova Science Publishers, Inc.  

    This study examines sea-level changes, delta evolution and mangrove habitat dynamics during the mid to late Holocene in the northern Mekong River Delta and the Dong Nai River Delta using new data from 44 boreholes and 29 radiocarbon ages, together with existing data. The sea level was-0.4 ± 0.5 m at ca.7300 cal BP and reached between +1 and +2 m around 6500 cal BP. Sea level at ca. 2000 cal BP was similar to or slightly lower than the present level. Between 7000 and 6000 cal BP, mangrove forests dominated by Rhizophora were distributed approximately 60 to 80 km inland from the present coastline on a delta formed by small rivers flowing from the north. The Rhizophora forests changed into other mangrove forests after 6000 cal BP with sea-level fall and sedimentation. The delta front of the Mekong River reached approximately 140 km inland from the present coastline around 4500 cal BP. Between 4500 and 2500 cal BP, the Mekong River Delta expanded rapidly. After 2100 cal BP, the mangrove forest, which stretched to about 120 km inland from the present coastline, changed to a freshwater environment during a fall in sea level. The Can Gio mangrove forests on the Dong Nai River Delta have formed during the last 2600 years from southwest to northeast with delta evolution and covered their present area by 400 cal BP. © 2011 by Nova Science Publishers, Inc. All rights reserved.

    Scopus

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  • Sediment and carbon storages in the Yahagi River Delta during the Holocene, central Japan 査読

    Kiyoshi Fujimoto, Kumiko Kawase, Shigehiro Ishizuka, Koji Shichi, Akio Ohira, Hiroshi Adachi

    Quaternary Science Reviews   28 ( 15-16 )   1472 - 1480   2009年

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    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    DOI: 10.1016/j.quascirev.2009.01.012

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書籍等出版物

  • 図説 世界の地域問題 100

    漆原和子, 藤塚吉浩, 松山洋, 大西宏治( 担当: 共著 範囲: 激甚化する豪雨と河川災害 ―2018 年西日本豪雨による肱川の氾濫)

    ナカニシヤ出版  2022年1月 

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  • 干潟の自然と文化

    山下博由, 李善愛( 担当: 分担執筆 範囲: 干潟はどこで育まれるかー干潟の地形の多様性の整理と検討ー.)

    東海大学出版会  2014年11月 

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  • 自然地理学

    松山 洋, 川瀬 久美子, 辻村 真貴, 高岡 貞夫, 三浦 英樹( 担当: 共著)

    ミネルヴァ書房  2014年  ( ISBN:9784623058662

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    記述言語:日本語  

    CiNii Books

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  • 愛知県史 別編 自然

    愛知県史編さん委員会( 担当: 分担執筆 範囲: 第1部第1章第1節 愛知の位置と地形.第2部第4章第4節 川と人の営み.)

    愛知県  2010年3月 

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  • 図説 世界の地域問題

    漆原和子, 藤塚吉浩, 大西宏治, 松山 洋( 担当: 分担執筆 範囲: スリランカにおける2004年津波災害と地下水.タイ南部における2004年津波災害時の住民の避難行動.)

    ナカニシヤ出版  2007年 

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MISC

  • 松山市三津の松江堂と井口松江 招待

    大久保 守登, 川瀬 久美子

    文化愛媛   ( 87 )   65 - 68   2024年1月

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    掲載種別:記事・総説・解説・論説等(その他)  

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  • 地域的課題解決への意欲を喚起する高等学校地理学習の単元開発 〜水俣病問題への支援者の関わりを題材として〜

    川瀬久美子

    愛媛大学教育学部紀要   67   1 - 11   2020年12月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:記事・総説・解説・論説等(大学・研究所紀要)  

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  • 2018年西日本豪雨による肱川下流域の浸水被害と流域治水の課題 査読

    川瀬久美子, 石黒聡士

    愛媛の地理   ( 26 )   31 - 39   2020年12月

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    担当区分:筆頭著者   記述言語:日本語   掲載種別:記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)  

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  • 課題解決への意欲を喚起する高等学校地理学習の単元開発:~水俣病問題への支援者の関わりを題材として~

    川瀬 久美子

    日本地理学会発表要旨集   2019 ( 0 )   2019年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:公益社団法人 日本地理学会  

    1.はじめに<br> 国際地理連合・地理教育委員会が2005年に発表したルツェルン宣言では、持続可能な開発を実行する地理的能力として、自然システムや社会-経済システムに関する地理的知識や地理的理解、地理的技能、態度と価値観 を挙げている。本研究では、ルツェルン宣言のいう「『世界人権宣言』に基づくローカル、地域、国家的および国際的な課題と問題の解決を模索することに対する献身的努力」を地理的な"態度と価値観"の一つとした上で、課題解決への意欲の喚起や向上に関する従来の地理学習の課題を整理する。そして、学習上の課題を克服することを目的として、水俣病問題と支援者を題材とした単元開発を行い、高校での授業実践の成果と課題について報告する。<br><br>2.「課題解決への意欲」育成のための課題<br> 地理教育では様々な社会的課題について学習するが、学習者は身近な地域の課題については当事者意識を持ちやすいものの、海外など遠隔地で発生している事象(貧困、民族問題、環境問題)については、しばしば当事者意識が希薄であったり欠如したりする。また、ある課題について学習して興味・関心を抱いたとしても、直接の当事者ではない自分にできることはない、と無力感から思考停止に陥る学習者も少なくない。<br> ある課題の直接の当事者ではない人間にできることはあるのか、その課題に関わろうとすることにどのような意味・意義があるのか、地理教育において学習者に考える機会を設ける必要があろう。<br><br>3.水俣病問題と支援者を題材とした単元開発<br> 「課題解決への意欲」を育成するための単元開発を、水俣病事件の被害者とその支援者を題材として行った。水俣病問題を題材とすることには、以下の3点の意義がある。<br>① 地域的課題の動的理解<br> 水俣病は四大公害病の一つとして学習されるが、当事者達が長期にわたって問題解決にどのように奮闘してきたのか、現在でもどれほど多くの被害者が救済を求めているのか、などについて触れられることは少ない。時間軸を入れて水俣病問題について整理しなおすことで、多くの人々の努力によって課題解決が試みられていることが理解できる。<br>② 地域的課題の当事者の状況把握と第3者の役割<br> 水俣病問題では、被害者、加害企業、加害企業の労働者が多数であった市民、加害企業を地域経済の根幹と位置付けていた行政、など当事者それぞれの立場で利害が対立した。水俣病問題では各当事者の状況を統計資料などで具体的に示すことが可能であり、利害から離れた第3者が関わることの意義を考えさせることができる。<br>③ 支援者に関する資料の豊富さ<br> 水俣病問題の解決には、全国からの義援金、熊本や東京の「水俣病を告発する会」など日本各地で結成された支援団体、新潟の水俣病被害者との連携、水俣に移住したり遠方から支援を続ける個人 など、多くの人々の支援があった。当時の支援の様子は新聞記事や書籍(個人の回想録)、動画(映画など)などで知ることができる。課題解決に関わる人々の空間的広がりを地理的に把握し、直接の当事者ではない人間が関わることの意義を具体的に考えさせることが可能である。<br><br>4.単元の内容<br> 高校地理の授業単元として(1)地形図の読図による水俣の地域性の理解と当事者の状況把握 (2)支援者の空間的広がりの理解と支援の意義 を中心に考案した。資料を活用しながら主体的に考えさせる授業を実施することで、直接の当事者以外が課題に関わる意義について理解し課題解決への意欲を引き出すことができる。<br><br>付記:本研究は公益財団法人 国土地理協会の2018年度学術研究助成による成果である。

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  • 高校地理におけるESDのためのエネルギー問題の教材化

    川瀬 久美子

    愛媛大学教育学部紀要   65   255 - 267   2018年10月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:愛媛大学教育学部  

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  • 科学通信 地球を俯瞰する自然地理学 地理学・地理教育と持続可能な開発 : 「地理総合」で育てる地理的な"態度と価値観"とは

    川瀬 久美子

    科学   88 ( 10 )   970 - 972   2018年10月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:岩波書店  

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  • 2015年7月9日豪雨によって松山市で発生した水害の特徴と土地利用変化の関係

    川瀬 久美子

    愛媛大学教育学部紀要   64   273 - 280   2017年12月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:愛媛大学教育学部  

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  • 水俣病問題を題材とした高大連携によるESD教育の試み

    川瀬 久美子, 福田 喜彦, 張 貴民

    愛媛大学教育学部紀要   63   169 - 182   2016年10月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:愛媛大学教育学部  

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  • 水俣病問題を題材とした高大連携によるESD教育の試み

    川瀬 久美子, 福田 喜彦, 張 貴民

    日本地理学会発表要旨集   2016 ( 0 )   43 - 43   2016年9月

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    記述言語:日本語   掲載種別:研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)   出版者・発行元:公益社団法人 日本地理学会  

    1.問題意識 <br> 次期学習指導要領の改訂方針では、課題解決型の学習に重点をおいた必修科目「地理総合」が高等学校の新科目として提示されている。また、中学校社会でも持続可能な地域社会づくりの観点から課題を解決する力の育成が求められている。従来の地理教育においても、地域の課題の抽出や解決能力の育成は進められてきたが、より意識的にESD(Education for Sustainable Development)教育を地理教育において実践していく必要がある。<br> 日本社会が直面してきた地域的課題のひとつにローカルな公害問題がある。2011年の福島原子力発電所の事故を契機に、高度経済成長期に公害によって自然と人間生活が深刻なダメージを受けた地域について再検証する動きが社会的にも学術的にも起こっている。そこでは公害を「加害企業」と「被害者」という当事者間だけの問題に矮小化せず、より広い社会的・経済的文脈の中に位置づけることが試みられている。<br> これらの社会的・経済的文脈に加えて、筆者らは、公害を「地理的文脈」の中でとらえる必要性を感じている。同じ有機水銀中毒の「水俣病」 発生地でありながら、不知火海沿岸と阿賀野川流域では被害発生の経緯や問題解決を阻んだ要因が異なる。地域的課題の解決や地域再生を図る上で、事象を地理的文脈に位置づけることは肝要である。 本研究は、地理学と地理教育の観点からESD教育の可能性を模索し、そのテーマとして水俣病問題を取り上げて高大連携授業を行った実践報告である。   <br><br> 2.高大連携による課題研究の展開<br> 報告者ら大学教員3名と愛媛大学附属高校3年生3名で、半年間の課題研究を行った。まず、高峰武 『水俣病を知っていますか』(岩波ブックレット、2016年)をテキストとして全員で購読し、水俣病問題の経緯や課題について理解を図った。また、2万5千分の1地形図「水俣」の読図を行い、水俣の地理的特徴を読み取った。さらに公式確認日(5月1日)前後の新聞の特集記事から水俣病問題の現状について情報を共有した。この後、3名の生徒は個人テーマを設定して情報収集や考察を深め、その成果をポスターにまとめた。  <br><br> 3.授業実践の成果<br> 生徒達は水俣病に関して小・中学校の社会科や高校の保健体育で学習していたものの、知識が漠然としていたり誤っていたりした。文献や新聞資料の講読によって生徒達は正しい知識を獲得するとともに、水俣がチッソの企業城下町であり、そのことが水俣病問題の解決や地域共同体の分断に大きな影響を与えていたという地理的文脈を理解した。文献から得た地域イメージは巨大な工業都市・水俣であったが、地形図の読図では「(水俣の市街地が)松山市より全然小さい」「北九州のような工業地帯のように工場が並んでいるわけでない」というコメントが挙げられた。このようにして獲得された具体的で正確な水俣の地理認識は、水俣病問題発生の背景や解決の難しさを理解する土台となる。<br> 水俣病問題で今なお苦しんでいる被害者がいる現状を知った生徒は、「熊本の人々だけでなく多くの人が自分にできることを考えるべきだと思う」と、水俣の地域的課題を自分と関連する問題として捉えるようになった。また、課題研究初回と終盤に実施したアンケート調査では、水俣病の捉え方について「環境に対する意識の低い当時の日本社会としては仕方のないことだった」という項目について、初回には「とてもそう思う」「どちらともいえない」「あまりそう思わない」と回答していたのが、3名とも「まったくそう思わない」と回答が変化しており、社会的課題に対して「諦め」や「納得」で終わらせようとせず、積極的に課題に対峙していこうという姿勢が芽生えている。 <br> 水俣病問題を題材としたESD教育の意義として、地域的課題を地理的文脈の中で把握するという「地域性」の視点の獲得と、地域的課題を日本社会全体の動向の中に位置付け自分と関係のある事柄として行動しようとする姿勢の育成が挙げられる。

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  • メディアにおける当事者の匿名性に対する若い世代の意識 : 社会的困難な状況におかれた当事者の写真を対象として

    川瀬 久美子

    愛媛大学教育学部紀要   62   203 - 211   2015年10月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:愛媛大学教育学部  

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  • 2015年7月9日ゲリラ豪雨によって 松山市で発生した水害の特徴と土地利用変化の関係

    川瀬 久美子, 古田 昇, 中条 義輝, 小林 郁典

    日本地理学会発表要旨集   2015 ( 0 )   2015年

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    出版者・発行元:公益社団法人 日本地理学会  

    2015年7月9日に愛媛県松山市で発生したゲリラ豪雨では、市内の複数箇所で極めて局地的に道路の冠水や家屋の浸水被害が発生した。被害の特徴を整理しながら、水害発生の背景を土地利用変化の観点から検討する。

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  • O14. 干潟の地形学的定義の再検討 : 礁池,外洋砂浜,エスチュアリーに形成される干潟の位置づけをめぐって(一般研究発表(口頭発表),2012年度秋季研究発表会)

    川瀬 久美子, 山下 博由, 池口 明子, 名和 純, 李 善愛, 鯵坂 哲朗, 江上 幹幸, 佐藤 慎一, 野中 健一, 藤永 豪

    地形   34 ( 1 )   75 - 75   2013年1月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本地形学連合  

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  • 瀬戸内海臨海低地の水災害と地形環境

    古田 昇, 小林 郁典, 中条 義輝, 川瀬 久美子

    日本地理学会発表要旨集   2013 ( 0 )   108 - 108   2013年

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    出版者・発行元:公益社団法人 日本地理学会  

    香川県西部・三豊地域中部には財田川と柞田川が流れ、観音寺市街地付近で瀬戸内海・燧灘に注ぐ。平成16年の台風による水災害は、多くの河川流域で集中豪雨と土石流、氾濫をもたらすとともに、数次にわたって高潮災害を伴う複合災害であった。当地でも中小河川における氾濫と高潮の被災を受けて、大きな混乱を生じた。 本報告では、1年間に集中して大きな被害をもたらした平成16年の風水害と避難とのかかわりを述べる。我が国で最も面積の狭小な香川県ですら、その東西では被災の様相が全く異なっていた。とくに、台風に係わる水災害では、その被災区域と、地形環境との関係が深い。本報告では、国土地理院所蔵の5mメッシュDEMから地盤高デジタルマップを作成すると共に微地形との関わりを検討する。また、市街地と中上流部での被災の差異、地域の人々が水害の教訓をどのように認識しているかについても報告する。

    DOI: 10.14866/ajg.2013s.0_108

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  • 伊勢平野南部,宮川下流域における沖積層の層序と埋没地形

    川瀬 久美子

    愛媛大学教育学部紀要   59   179 - 186   2012年10月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:愛媛大学教育学部  

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  • 食品の購買意志決定プロセスにおける消費者の情報処理 : 店舗および商品の選択と折り込み広告の利用に注目して

    川瀬 久美子, 和泉 祥子

    愛媛大学教育学部紀要   58   185 - 190   2011年10月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:愛媛大学教育学部  

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  • デジタル標高地形図を用いた地形環境分析:徳島平野を例に

    古田 昇, 小林 郁典, 川瀬 久美子

    人文地理学会大会 研究発表要旨   2012 ( 0 )   68 - 69   2011年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:人文地理学会  

    DEMを用いた標高マップと新旧地形図から地形環境を考察し、土地条件図、ハザードマップとの整合と解析を行う。

    DOI: 10.11518/hgeog.2012.0.68.0

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  • タイ国ナコンシタマラート付近における酸性硫酸塩土壌の形成環境

    海津 正倫, ジャンジラウッティクン ナルカモン, タナヴッド チャルチャイ, 川瀬 久美子

    日本地理学会発表要旨集   2009 ( 0 )   109 - 109   2009年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:公益社団法人 日本地理学会  

    はじめに 熱帯・亜熱帯地域の海岸平野には酸性硫酸塩土壌とよばれる酸性度の極めて高い土壌が広く分布することが知られており,農業生産において大きな問題となっている.これらの土壌の形成に関しては,その分布や土壌学的特性について数多く報告されているが,その形成環境に関する検討は十分にはおこなわれていない. 本研究では,タイ国ナコンシタマラート付近における酸性硫酸塩土壌について,その形成環境を完新世における地形変化および古地理との関係のもとに検討した.研究方法 約50地点におけるハンドボーリング結果にもとづいて表層地質を検討すると共に,うち数地点について堆積物の深度別酸性度を測定した.また,これらの結果と平野の表層資質の特質および14C年代測定結果に基づいて完新世後期における地形変化を明らかし,酸性硫酸塩土壌の分布との関係を検討した.調査地域 研究対象地域は、タイ国半島部のタイランド湾に面したナコンシタマラート付近の海岸平野である。本地域はタイ国最大の湖であるソンクラー湖の北側に広がる東西最大約 40 km,南北約100 kmの広がりを持つ海岸平野である.低地の地形は大部分が浅海底の離水した海岸平野で,数列の砂堤列が発達している.砂堤列はナコンシタマラート市街地をのせる顕著な弧状の平面形をなすものとナコンシタマラート市街地の東側に発達する小規模な数列の砂堤列のほか,低地の西側に大規模に枝分かれしたものが認められる.このうち,低地の西側のものは台地あるいは更新統の上に形成されており,より古い時代に形成されたものと考えられる.沖積低地の標高は大部分が海抜3m以下であり,低地の北東部にはマングローブ林の分布する潮汐平野も認められる. 本地域を構成する沖積層は軟弱な泥質堆積物および泥炭などからなり,ナコンシタマラート市街地をのせる砂堤列の東側では軟弱な海成粘土層が厚く堆積しており,完新世の海面高頂期にはほぼ全域がタイランド湾の一部になっていたと考えられる. 一方,ナコンシタマラートの市街地をのせる弧状の砂堤列と西側の古い砂堤列の間には,顕著な広大な湿地が発達していて,淡水湿地林が広く分布している.この部分では沖積層の厚さは数メートル程度と浅く,その中央部から何部にかけての地域では沖積層中に顕著な泥炭層が発達している.泥炭層には木片が多く含まれ,その下部は6,000-7,000 Cal BPの14C年代値を示す. 本地域における酸性硫酸塩土壌は市街地をのせる砂堤背後の低湿な地域に広く分布しており,砂堤の東側には認められない.また,土壌断面におけるPH4以下の酸性度の高い部分は,木片を含む泥炭層の部分および,その上の黄斑・赤褐色斑紋や植物片が点在する灰色シルト質粘土の部分にあたり,軟弱な海成粘土層の部分ではPH7あるいは8であることが示された.考察および結果酸性硫酸塩土壌が顕著に発達する地域はナコンシタマラート市街地をのせる砂州背後の部分にあたり,堆積物の年代から完新世中期の後氷期海進によって拡大した古タイランド湾の海岸線に沿って形成された砂州背後のきわめて浅い潟湖あるいは潮汐平野の分布域に相当すると考えられる.また,泥炭中に木片が多量に含まれることから,当時のこの地域にはマングローブ林が顕著に分布していたと推定され,堆積物中の酸性度の高い層準はこのマングローブ泥炭層あるいはそれを覆う堆積物の部分にあたっている.また,酸性硫酸塩土壌の分布域は,表層近くまで海成層あるいは潮間帯堆積物が堆積しているナコンシタマラート市街地をのせる砂州の東側の地域には存在せず,硫酸塩の起源となるイオウを多く含む海成層あるいは潮間帯堆積物の存在が直接的に酸性硫酸塩土壌の分布と対応するのではないことが明らかになった.

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  • 平野堆積物中炭素に対する陸上植物の寄与:3つの沖積平野堆積物中の炭素窒素安定同位体比からわかること

    石塚 成宏, 藤本 潔, 志知 幸治, 大平 明夫, 川瀬 久美子

    日本森林学会大会発表データベース   119 ( 0 )   495 - 495   2008年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本森林学会  

    DOI: 10.11519/jfsc.119.0.495.0

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  • メコンデルタ北部およびドンナイ川デルタの地形発達とマングローブ林の立地変動

    藤本 潔, 海津 正倫, 川瀬 久美子, NGUYEN Van Lap, TA Thi Kim Oanh

    日本地理学会発表要旨集   2007 ( 0 )   134 - 134   2007年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:公益社団法人 日本地理学会  

    <BR>はじめに<BR> ベトナム南部に広がるメコンデルタの形成過程に関しては、メコン川本流付近の堆積作用が卓越する地域でその概略が明らかにされているものの(Nguyen et al. 2000, Ta et al. 2002)、土砂供給量が相対的に少ない周辺地域の地形発達に関しては不明な点が多い。一方、ベトナム南部で現在大面積のマングローブ林がみられるのは、南端のカマウ岬とホーチミン市南東部のカンザー地区のみである。マングローブ林は土砂供給量が少ない立地ではマングローブ泥炭を自ら生産・蓄積することでその立地を形成・維持することが知られている(藤本 2003)。そのため、熱帯地域におけるデルタの形成過程を論じる場合には、土砂供給に伴う地形発達と共に、マングローブ林を始めとする低湿地林の立地変動を明らかにする必要がある。また、マングローブ林は中等潮位付近から最高高潮位の間にのみ成立するため、マングローブ泥炭の存在は、当時の海水準を復元する直接的な指標となり得る。<BR> そこで本研究では、これまで詳細な地形発達情報が得られていないメコンデルタ北部とその北東側に隣接するドンナイ川下流低地を対象地域とし、特にマングローブ泥炭層の分布に着目して、後氷期海進以降の地形発達を海水準変動およびマングローブ林の立地変動と共に明らかにすることを目的とする。<BR><BR>地域概観<BR> 研究対象地域は、メコンデルタ北部のロンアン(Long An)省およびホーチミン市を中心とする地域である。本地域はメコン本流から離れているため供給土砂量は比較的少ない。そのためロンアン省の一部には、表層付近までマングローブ堆積物が露出し、硫酸酸性塩土壌が形成され、ほとんど土地利用がなされていない低湿地がみられる。一方、ドンナイ川は、ホーチミン市南東部カンザー地区に小規模デルタを形成しており、現在は4万haに上るマングローブ林が広がる。このマングローブ林はベトナム戦争時に米軍による枯葉剤攻撃でほぼ壊滅状態となったが、その後ベトナム人自身による積極的な植林活動によりほぼ全域で緑が回復し、現在ではユネスコによる生態系保全地域に指定され、世界的にも有名なマングローブ地帯となっている。<BR><BR>研究方法<BR> メコンデルタ北部で25地点、ドンナイ川デルタ(支流のサイゴン川低地を含む)で17地点の計44地点でハンドボーリングを行い表層地質を明らかにすると共に、<SUP>14</SUP>C年代測定試料を採取した。年代試料はボーリングコア中から採取された木片および植物遺体で、計28点の年代値を得た。<BR> 調査地点の標高は、カシミール3Dを用いてダウンロードしたランドサット地形データ(SRTM)を用いて推定した。但し、本地域のSRTMデータは約90mメッシュのもので、また森林地帯ではその範囲の平均樹高が計測されるため、標高の推定は農耕地等の周辺が開けた地点のみで行った。<BR><BR>結果<BR> 調査地域内における沖積低地の地盤高は、河道沿いを除き+1m前後と極めて低い。マングローブ泥炭の分布が確認されたのは、現海岸線から50~80km内陸側で、メコン川とその北側のバンコータイ(Vam Co Tay)川、およびバンコードン(Vam Co Dong)川の後背湿地である。マングローブ泥炭層の形成時期は7000~6000 cal BPで、いずれの地点も層厚1m前後のシルト~粘土層に覆われる。これらの事実から、7000~6000 cal BPには上記地域に<I>Rhizophora</I>を主体とするマングローブ林が広がっており、当時の海水準は現海水準をやや下回っていたものと推定される。その後はデルタの前進とそれに伴う土砂供給で徐々に地盤高を増し、他のマングローブ種の優占林分へと遷移した後、淡水環境へと変化したと考えられる。6000 cal BP以降、メコンデルタ北部では<I>Rhizophora</I>が優占するマングローブ林はほとんど形成されなかった。一方、カンザー地区では層厚0.5~1.2mの粘土層に覆われて、マングローブ泥炭層が比較的広範囲に分布する。その形成年代は1300~400 cal BPを示し、そのほとんどは600 cal BP以降に形成された比較的新しいものであることが明らかになった。

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  • 9. 伊勢平野南部の地形と地下構造(日本地形学連合2005年秋季大会)

    川瀬 久美子

    地形   27 ( 1 )   103 - 103   2006年1月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本地形学連合  

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  • タイ国アンダマン海沿岸平野における津波最大波高分布と被害状況

    平井 幸弘, 川瀬 久美子, TANAVUD Charlchai, BOONRAK Patanakanog, WATANA Sumitra, NORTHAM Thawin, JANJIRAWUTTIKUL, Naruekamon

    日本地理学会発表要旨集 = Proceedings of the General Meeting of the Association of Japanese Geographers   ( 68 )   102 - 102   2005年9月

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  • 沖積平野の形成過程における土砂貯留機能および炭素蓄積機能の評価:矢作川下流低地を事例として

    藤本 潔, 川瀬 久美子, 大平 明夫, 石塚 成宏, 志知 幸治, 安達 寛

    日本地理学会発表要旨集   2005 ( 0 )   17 - 17   2005年

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    出版者・発行元:公益社団法人 日本地理学会  

    はじめに<BR>沖積低地は後氷期の急激な海面上昇時に形成された内湾を徐々に埋積することによって形成された堆積地形である。本研究では、矢作川下流低地を事例として完新世の地形発達に伴い貯留された土砂量および炭素量を、各層序毎に絶対量(質量)として明らかにすることを目的とする。<BR>沖積平野の埋積土砂量については、これまで「体積」として議論されることはあったものの、「質量」として捕らえられることはなかった。沖積層は、砂層、粘土層、泥炭層など多様な地層から構成される上、孔隙や間隙水を含んでおり、蓄積土砂量を各層序毎に定量的に比較するためには、これらを除いた質量として把握する必要がある。そのためには、不攪乱コアを深深度まで採取し、各層序の体積と共に、その容積重も明らかにしなければならない。各層序の体積は、ボーリング資料等で推定された各層序分布状況に基き、GIS3D解析ソフトを用いて推定する。<BR>沖積低地は氷期・間氷期サイクルの中でみると、後氷期における一時的な物質蓄積の場として機能しており、地球規模の物質循環の中で何らかの重要な役割を担っているものと考えられる。しかし、沖積平野研究は、未だに地形発達史研究に留まっており、地球規模での物質循環の中での役割についての評価は何らなされていない。沖積平野の地形発達過程を地球環境変動に伴う受動的な変化として捕らえるばかりでなく、その過程で発揮されてきた炭素蓄積機能を評価することにより、地球環境変動に対して能動的に影響を与える環境要素として再評価することが可能となる。なお、本研究は平成13_から_15年度科学研究費補助金(基盤研究(A)(1)、課題番号:13308004、研究代表者:藤本 潔)によって実施した。<BR>研究方法<BR>1)既存ボーリング資料を収集する。<BR>2)地表面高度、上部砂層上限高度、中部粘土層上限高度、中部粘土層下限高度、および下部砂層下限高度のデータベースをExcel上に作成する。<BR>3)ArcView 3D Analystを用い、地表面および各層序境界のグリッドサーフェスモデルを作成し、切り盛り解析によって各層序の体積計算を行う。<BR>4)2本の30m不撹乱コアから得られた各層序の容積重および炭素含有率を用い、各層序中の蓄積土砂量および蓄積炭素量を質量として算出する。<BR>結果<BR>計算対象面積92.1km2における各層序の体積は、後背湿地堆積物からなる最上部層が1.96×10<SUP>8</SUP>m<SUP>3</SUP>、上部砂層が7.16×10<SUP>8</SUP>m<SUP>3</SUP>、中部粘土層が6.73×10<SUP>8</SUP>m<SUP>3</SUP>、下部砂層が4.69×10<SUP>8</SUP>m<SUP>3</SUP>で、全土砂体積に占める割合は、それぞれ9.5%、34.9%、32.8%、22.9%であるのに対し、質量から見た堆積土砂量は、それぞれ9.2%、38.9%、25.8%、26.1%と、細粒堆積物からなる最上部層および中部粘土層で体積比より小さく、上部砂層および下部砂層で大きくなる。<BR>蓄積炭素量は、それぞれ21.1%、5.7%、54.7%、18.5%で、体積比と比較すると、最上部層および中部粘土層で大きく、上部砂層および下部砂層で小さくなる。計算対象範囲内の蓄積炭素量は2.60×10<SUP>7</SUP>tと見積もられた。これは人間活動による年間化石炭素放出量(5.7×10<SUP>9</SUP>t)の約0.5%に達する。このことから、地球上の全沖積平野の堆積物中には、地球環境に何らかの影響を与えるに十分な量の炭素が閉じ込められている可能性が指摘できる。<BR>

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  • Seventeenth-century uplift in Eastern Hokkaido, Japan

    BF Atwater, R Furukawa, E Hemphill-Haley, Y Ikeda, K Kashima, K Kawase, HM Kelsey, AL Moore, F Nanayama, Y Nishimura, S Odagiri, Y Ota, SC Park, K Satake, Y Sawal, K Shimokawa

    HOLOCENE   14 ( 4 )   487 - 501   2004年7月

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    記述言語:英語   出版者・発行元:ARNOLD, HODDER HEADLINE PLC  

    Shores of eastern Hokkaido rose by perhaps I m a few centuries ago. The uplifted area extended at least 50km along the southern Kuril Trench. It included the estuaries Akkeshi-ko and Hichirippu, on the Pacific coast, and Furen-ko and Onneto, which open to the Okhotsk Sea. At each estuary, intertidal and subtidal flats rose with respect to tide level; wetland plants colonized the emerging land; and peaty wetland deposits thereby covered mud and sand of the former flats. Previous work at Akkeshi-ko and Onneto showed that such emergence occurred at least three times in the past 3000 years. Volcanic-ash layers date the youngest emergence to the seventeenth century AD. New evidence from Akkeshi-ko, Hichirippu and Furen-ko clarifies the age and amount of this youngest emergence. Much of it probably dates from the century's middle decades. Some of the newly emerged land remained above high tides into the middle of the eighteenth century or later. The emergence in the last half of the seventeenth century probably exceeded 0.5m (inferred from stratigraphy and diatom palaeoecology) without far exceeding I m (estimated by comparing seventeenth- and eighteenth-century descriptions of Akkeshi-ko). The stratigraphy and palaeoecology of the emergence are better explained by tectonic uplift than by bay-mouth blockage, tidal-flat accretion or sea-level fall. Eastern Hokkaido needs occasional uplift, moreover, to help reconcile its raised marine terraces with its chronic twentieth-century subsidence. Because it took place above forearc mantle, eastern Hokkaido's seventeenth-century uplift probably lacks analogy with coseismic uplift that occurs above typical plate-boundary ruptures at subduction zones.

    DOI: 10.1191/0959683604hl726rp

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  • 地理学研究室紹介(30)愛媛大学法文学部・教育学部

    堤 純, 川瀬 久美子

    地理   48 ( 10 )   58 - 63   2003年10月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:古今書院  

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  • 三重県雲出川下流部における海岸低地の形成と堆積環境の変遷

    川瀬 久美子

    地理学評論   76 ( 76 )   211 - 230   2003年4月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本地理学会  

    DOI: 10.4157/grj.76.211

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  • 十勝川下流低地における沖積層の容積重と炭素含有率

    藤本 潔, 大平 明夫, 川瀬 久美子

    アカデミア 自然科学・保健体育編   11   57 - 64   2003年1月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:南山大学  

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  • 被災地域における教育活動および地域防災に対する学校の役割に関する共同研究 第1報 東雲小学校、湯築小学校児童の合同学校生活に関する調査

    愛媛大学教育実践総合センター紀要   21   191 - 228   2003年

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  • 三重県雲出川下流部における海岸低地の形成と堆積環境の変遷

    川瀬 久美子

    地理学評論   76 ( 4 )   211 - 230   2003年

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    出版者・発行元:The Association of Japanese Geographers  

    三重県雲出川下流部において,海岸低地の地形発達と堆積環境の変化との関わりについて検討した結果,以下のことが明らかにされた. 1. 上部砂層の堆積年代および河成層の特徴から,完新世後半に河道変遷によって土砂の堆積する場が南から北へ移動した可能性が高い. 2. 浜堤列の地形的特徴は,約3,600~2,600ca1. BPの第1浜堤列形成時には相対的に波浪の営力が強い環境(波浪営力卓越環境)であったが,約1,500ca1. BPの第II浜堤列の完成期までには,河川による土砂の堆積作用が勝る環境(河川営力卓越環境)に変化していたことを示唆している. 3. 河成層の堆積過程は,3,000~2,200cal. BPの河成堆積の少ない相対的な安定期を挟んで,それ以前には粗粒な洪水砂層1が,それ以降には細粒な洪水砂層IIが発達したことを示している. 4. 以上のことから,約2,000年前以降,河川の供給土砂量が増大したと推定される.

    DOI: 10.4157/grj.76.211

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  • Geomorphic Evolution of the Coastal Lowlands and Changes in the Sedimentary Environment in the Lower Kumozu River, Mie Prefecture.?

    Geographiacl Review of Japan   76 ( 4 )   211 - 230   2003年

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    記述言語:日本語  

    DOI: 10.4157/grj.76.211

    Scopus

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  • 被災地域における教育活動および地域防災に対する学校の役割に関する共同研究 第2報 東雲小学校、湯築小学校児童の通学路の安全性に関する調査

    愛媛大学教育実践総合センター紀要   21 ( 21 )   229 - 232   2003年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:愛媛大学教育学部附属教育実践総合センター  

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  • Late Holocene Evolution of the Songkhla Coastal Plain in Peninsula Thailand :

    UMITSU Masatomo, THANAVUD Charlchai, UCHIDA Chikara, ONO Eisuke, KAWASE Kumiko, OHIRA Akiko

    地形   24 ( 1 )   101 - 102   2003年

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    記述言語:英語   出版者・発行元:日本地形学連合  

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  • 沖積平野の形成過程における土砂貯留機能および炭素蓄積機能の評価 : 方法論と十勝川平野における事例研究 (予報)

    藤本 潔, 大平 明夫, 川瀬 久美子, 石塚 成宏, 志知 幸治, 安達 寛, 内山 庄一郎

    日本地理学会発表要旨集 = Proceedings of the General Meeting of the Association of Japanese Geographers   61   133 - 133   2002年3月

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    記述言語:日本語  

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  • 三重県雲出川下流低地による沖積層最上部の堆積環境の推定 : 堆積物の珪藻分析および混濁水の電気伝導度を用いて

    川瀬 久美子

    日本地理学会発表要旨集 = Proceedings of the General Meeting of the Association of Japanese Geographers   61   138 - 138   2002年3月

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    記述言語:日本語  

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  • Landform Evolution of Shallow Buried Valleys in the Alluvial Lowland in the Northeastern Part of the Nobi Plain, Central Japan [JE] : Plains and basins(GEOMORPHOLOGICAL ABSTRACTS (2001) From scientific papers published in Japan ) :

    Ono Eisuke, Umitsu Masatomo, Kawase Kumiko

    地形   23 ( 4 )   709 - 710   2002年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本地形学連合  

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    その他リンク: http://id.nii.ac.jp/1141/00109786/

  • 被災地域における教育活動の調査・研究 -芸予地震と子どもたち-

    愛媛大学学芸予地震学術調査最終報告書(愛媛大学)   279 - 301   2002年

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  • 濃尾平野北東部における埋積浅谷の発達と地形環境の変化

    小野 映介, 海津 正倫, 川瀬 久美子

    第四紀研究   40 ( 4 )   345 - 352   2001年8月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:Japan Association for Quaternary Research  

    濃尾平野北東部において,典型的な埋積浅谷が発達する門間沼遺跡・馬引横手遺跡を対象として,地層断面の観察および記載,堆積物の<sup>14</sup>C年代値の測定を行い,埋積浅谷の発達過程を明らかにした.その結果,濃尾平野北東部では,浅谷が約3,000~2,400年前に形成され,約2,400~2,200年前に埋積されたことが明らかとなった.さらに,周辺遺跡の地形・地質データを加えて,浅谷形成と周辺地域の地形変遷の関係について検討した.濃尾平野北東部では,約3,000年前以前には洪水による堆積が活発に行われたが,約3,000年前以降は洪水の影響が少ない安定した環境へと変化し,浅谷はこのような堆積環境の移行過程で形成されたことが明らかとなった.

    DOI: 10.4116/jaqua.40.345

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  • 研究と立体視判読 (特集 立体視ができる)

    川瀬 久美子

    地理   46 ( 7 )   21 - 26,図2   2001年7月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:古今書院  

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  • 愛知県安城市, 碧海台地開析谷における泥炭質堆積物の<14>^C年代測定

    川瀬 久美子

    名古屋大学加速器質量分析計業績報告書   12 ( 12 )   180 - 184   2001年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:名古屋大学  

    タンデトロン加速器質量分析計業績報告 Summaries of Researches Using AMS 2000 (平成12)年度

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  • Holocene palaeoecology and formation of the Shoalhaven River deltaic-estuarine plains, southeast Australia

    M Umitsu, M Buman, K Kawase, CD Woodroffe

    HOLOCENE   11 ( 4 )   407 - 418   2001年

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    記述言語:英語   出版者・発行元:ARNOLD, HODDER HEADLINE PLC  

    The Shoalhaven River is one of the largest rivers on the south coast of New South Wales, and the deltaic-estuarine plains associated with its mouth represent a mature stage of infill of a barrier estuary. The stratigraphy of sediments from more than 60 drillholes from the plains indicates that the area has infilled during the mid-Holocene as a result of input of marine sands associated with a sand barrier on the high-energy coast, and fluvial mud and sands from the Shoalhaven River. Molluscan assemblages indicate that marine influence was initially widespread throughout the eastern and southern parts of the embayment and that most of the plains infilled under estuarine conditions. Prominent levees across the plains surface are interpreted to be part of a birdsfoot delta distributary complex, and individual floodbasins accreted progressively as they were encapsulated by distributary extension. These former tidal environments mean that there are extensive potential acid sulphate soil conditions beneath the plains. The upper occurrence of Notospisula in drillholes records the cessation of tidal influence, and diatoms from the top of one drillhole record the transition from brackish conditions to freshwater alluvial sedimentation. Radiocarbon dating provides a chronology of mid-Holocene ecological changes on the plains.

    DOI: 10.1191/095968301678302841

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  • 濃尾平野における埋積浅谷の発達と地形環境の変化

    小野 映介, 海津 正倫, 川瀬 久美子

    日本地理学会発表要旨集 = Proceedings of the General Meeting of the Association of Japanese Geographers   59   99 - 99   2001年

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    記述言語:日本語  

    DOI: 10.4116/jaqua.40.345

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  • 矢作川下流低地の氾濫原堆積物と古環境変化

    川瀬 久美子

    季刊地理学 = Quarterly journal of geography   52 ( 1 )   61 - 61   2000年3月

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    記述言語:日本語  

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  • 雲出川下流低地の最上部堆積物と<14>^C年代

    川瀬 久美子

    名古屋大学加速器質量分析計業績報告書   11 ( 11 )   146 - 153   2000年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:名古屋大学  

    タンデトロン加速器質量分析計業績報告 Summaries of Researches Using AMS 1999 (平成1)年度

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  • 完新世後期におけるチャオプラヤデルタの堆積環境と海岸線の変化

    海津 正倫, シンサクル S, ティヤパイラチ S, チャイマニー N, 川瀬 久美子

    日本地理学会発表要旨集 = Proceedings of the General Meeting of the Association of Japanese Geographers   57   156 - 157   2000年

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    記述言語:日本語  

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  • タイ南部の沖積低地における完新世後期の地形変化とマングローブの発達

    海津 正倫, Pramojanee Paiboon, 大平 明夫, 川瀬 久美子

    Tropics   8 ( 3 )   317 - 328   1999年5月

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    記述言語:英語   出版者・発行元:日本熱帯生態学会  

    DOI: 10.3759/tropics.8.317

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  • タイ南部の沖積低地における沖積層とマングローブ林の発達

    海津 正倫, 川瀬 久美子

    名古屋大学文学部研究論集. 史学   45 ( 45 )   163 - 174   1999年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:名古屋大学  

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  • 豊川平野における沖積層最上部の<14>^C年代測定

    川瀬 久美子

    名古屋大学加速器質量分析計業績報告書   10 ( 10 )   112 - 120   1999年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:名古屋大学  

    タンデトロン加速器質量分析計業績報告 Summaries of Researches Using AMS 1998 (平成10)年度

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  • Late Holocene Palaeoenvironmental Changes in the Yahagi River Lowland,Central Japan (歴博国際シンポジウム 過去1万年間の陸域環境の変遷と自然災害史) -- (日本列島と周辺域における環境変遷)

    川瀬 久美子

    国立歴史民俗博物館研究報告   ( 81 )   363 - 370   1999年3月

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    記述言語:英語   出版者・発行元:国立歴史民俗博物館  

    中部日本の矢作川下流低地において,縄文海進のおよんだ地域を対象として,ボーリング資料の整理,加速器質量分析計による堆積物の¹⁴C年代値の測定,珪藻分析を行い,完新世後半の低地の地形環境の変化を明らかにした。表層地質の整理から,沖積層上部砂層の上位に腐植物混じりの後背湿地堆積物が堆積し,洪水氾濫堆積物と考えられる砂層によって覆われていることが明らかとなった。後背湿地堆積物を覆う砂層は,支流沿いでは自然堤防を構成している。堆積物の珪藻分析結果は,後背湿地堆積物が安定した止水環境で堆積し,その上位は流水の影響が強まったことを示唆しており,堆積物からみた堆積環境の変遷を支持している。静穏な環境から河成作用が卓越する環境への変化は,約2,000年前におこった。本研究で推定された上記の環境変化が,対象地域の上流部においてもみられたことが従来の研究で指摘されている。それらによれば,約2,000年前頃から洪水氾濫の影響が強くなり,古墳時代には顕著な自然堤防が形成されるようになった。この一連の堆積環境の変化には,気候の湿潤化による洪水氾濫の激化と,人為的な森林破壊による土砂供給量の増大が関与している可能性がある。The author researched the geomorphic development and paleoenviornmental changes in the Yahagi River Lowland, Central Japan. Sedimentological analysis of the boring-core data and diatom analysis were done for the southern area of the lowland which was inundated by the Holocene transgression. The stratigraphy of uppermost deposits suggests that the environment of this region has changed from broad marsh with several ponds to unstable land which damaged by frequent floods. The results of diatom analysis support this sedimentary condition. The fluvial effect in the Yahagi River Lowland had become significant since ca. 2,000 yr. B.P., and natural levees had developed after ca. 1,200-1,400 yr. B.P. It has been reported by the previous study that the similar environmental change was seen in the northern half of this lowland. The causes of such environmental and geomorphological changes are considered to be due to the climatic change and deforestation by human activity in the upper reaches.

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  • Late Holocene Mangrove Habitat and Evolution of Coastal Lowlands in Southern Thailand.

    海津 正倫, PRAMOJANEE Paiboon, 大平 明夫, 川瀬 久美子

    Tropics   8 ( 3 )   317 - 328   1999年

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    記述言語:英語   出版者・発行元:JAPAN SOCIETY OF TROPICAL ECOLOGY  

    完新世後期における海岸沖積低地の地形形成とマングローブ林の発達との関係を明らかにするために,タイ南部に位置するマレー半島西部のサトゥン低地および半島東部のソンクラー湖湖岸を研究対象地域として選び,衛星画像·空中写真の解析に基づく地形環境の把握,ボーリング調査による地質の把握と堆積物の採取,AMS加速器による年代測定等に基づいて研究を行った。&lt;BR&gt; 本地域におけるマングローブ林の発達は完新世後期の沖積低地の形成過程と密接な関係を持っている。また,それらは沖積層が堆積する場の問題,すなわち,沖積層の堆積以前の地形と関わっている。&lt;BR&gt; サトゥン低地では更新世の地形面をおおって完新統(沖積層)が堆積する。完新世の堆積物は後氷期の海進によって更新世の面を薄く覆うように堆積した完新世中期の堆積物と,拡大した海湾を埋積するように厚く堆積した完新世後期の堆積物からなる。海湾がほぼ埋め立てられて形成された広大な干潟に約1000年前以降にマングローブ林が拡大している。また,完新世中期の海湾の拡大期においても,マングローブ林の北限はやや勾配の急な更新世の面によってさえぎられ,現在のマングローブ林の北限とほぼ同じ位置にあったと考えられる。&lt;BR&gt; これに対して,ソンクラー湖湖岸では,完新世中期まで更新世の低い地形面が広く分布しており,後氷期の海面上昇の結果,6700yr BP頃になって一気に水域が拡大したと考えられる。更新世の地形面上に広がった水域の水深は浅く,その結果広い範囲にマングローブ林が形成された。その後の堆積物の堆積によって,ソンクラー湖の南岸地域ではマングローブ泥炭をおおう泥質堆積物が堆積しており,4000~5000年前頃以降はデルタが拡大してマングローブ林の密度が低下したと考えられる。すなわち,現在の湖岸にはほとんどマングローブ林が見られないが,完新世中期には現在よりかなり内陸までマングローブ林が広がっていたと考えられる。&lt;BR&gt; これらのことから,沖積層の堆積以前に発達していた更新世の地形面が,完新世中期の海水準より低く広く分布する場合には,海面上昇にともなって浅海域あるいは干潟が急激に拡大し,マングローブ林も完新世中期に顕著に拡大したと考えられる。これに対し,先沖積層の更新世の面がやや傾斜を持っている場合には,海水準上昇に伴うマングローブ林の分布はそれほど広くなく,完新世中期における拡大もあまり顕著ではないことが明らかになった。また,完新世後期において,内湾の埋積が進んだ場合には干潟の拡大にともなってマングローブ林が比較的顕著に拡大している。

    DOI: 10.3759/tropics.8.317

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  • タイ南部の沖積低地における完新世後期の地形変化とマングローブの発達

    海津 正倫, PRAMOJANEE Paiboon, 大平 明夫, 川瀬 久美子

    Tropics   8 ( 3 )   317 - 328   1999年

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    記述言語:英語   出版者・発行元:日本熱帯生態学会  

    完新世後期における海岸沖積低地の地形形成とマングローブ林の発達との関係を明らかにするために,タイ南部に位置するマレー半島西部のサトゥン低地および半島東部のソンクラー湖湖岸を研究対象地域として選び,衛星画像&middot;空中写真の解析に基づく地形環境の把握,ボーリング調査による地質の把握と堆積物の採取,AMS加速器による年代測定等に基づいて研究を行った。<BR> 本地域におけるマングローブ林の発達は完新世後期の沖積低地の形成過程と密接な関係を持っている。また,それらは沖積層が堆積する場の問題,すなわち,沖積層の堆積以前の地形と関わっている。<BR> サトゥン低地では更新世の地形面をおおって完新統(沖積層)が堆積する。完新世の堆積物は後氷期の海進によって更新世の面を薄く覆うように堆積した完新世中期の堆積物と,拡大した海湾を埋積するように厚く堆積した完新世後期の堆積物からなる。海湾がほぼ埋め立てられて形成された広大な干潟に約1000年前以降にマングローブ林が拡大している。また,完新世中期の海湾の拡大期においても,マングローブ林の北限はやや勾配の急な更新世の面によってさえぎられ,現在のマングローブ林の北限とほぼ同じ位置にあったと考えられる。<BR> これに対して,ソンクラー湖湖岸では,完新世中期まで更新世の低い地形面が広く分布しており,後氷期の海面上昇の結果,6700yr BP頃になって一気に水域が拡大したと考えられる。更新世の地形面上に広がった水域の水深は浅く,その結果広い範囲にマングローブ林が形成された。その後の堆積物の堆積によって,ソンクラー湖の南岸地域ではマングローブ泥炭をおおう泥質堆積物が堆積しており,4000~5000年前頃以降はデルタが拡大してマングローブ林の密度が低下したと考えられる。すなわち,現在の湖岸にはほとんどマングローブ林が見られないが,完新世中期には現在よりかなり内陸までマングローブ林が広がっていたと考えられる。<BR> これらのことから,沖積層の堆積以前に発達していた更新世の地形面が,完新世中期の海水準より低く広く分布する場合には,海面上昇にともなって浅海域あるいは干潟が急激に拡大し,マングローブ林も完新世中期に顕著に拡大したと考えられる。これに対し,先沖積層の更新世の面がやや傾斜を持っている場合には,海水準上昇に伴うマングローブ林の分布はそれほど広くなく,完新世中期における拡大もあまり顕著ではないことが明らかになった。また,完新世後期において,内湾の埋積が進んだ場合には干潟の拡大にともなってマングローブ林が比較的顕著に拡大している。

    DOI: 10.3759/tropics.8.317

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  • 矢作川下流低地における完新世後半の地形環境の変遷

    川瀬 久美子

    地理学評論   71 ( 6 )   411 - 435   1998年6月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:学術雑誌目次速報データベース由来  

    中部日本の矢作川下流低地において,ボーリング資料の整理,加速器分析質量計による堆積物の&lt;sup&gt;14&lt;/sup&gt;C年代値の測定,珪藻分析,考古資料の整理を行い,完新世後半の三角州の離水過程と地形環境の変化を明らかにした.縄文海進高頂期以降, 3000~2500年前に三角州の離水が広範囲で進行した.これは相対的海水準の低下(弥生の小海退)の影響と推定される.また,この時期に離水した地域およびその上流では,約3000年前以降は安定した後背湿地的環境であったが,約2000年前頃から洪水氾濫の影響が強くなり(河川氾濫期I),古墳時代には顕著な自然堤防が形成されるようになった(河川氾濫期II).この一連の堆積環境の変化には,気候の湿潤化による洪水氾濫の激化と,人為的な森林破壊による土砂供給量の増大とが関与している可能性がある.

    DOI: 10.4157/grj1984a.71.6_411

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  • 日本の臨海沖積低地における最上部堆積物の^<14>C年代

    川瀬 久美子

    名古屋大学加速器質量分析計業績報告書   9 ( 9 )   94 - 102   1998年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:名古屋大学  

    第10回名古屋大学タンデトロン加速器質量分析計シンポジウム(平成9 (1997)年度)報告 「最新型タンデトロン加速器質量分析計(加速器年代測定システム)による高精度・高分解能14C年代測定の利用分野・方法の開拓(II)」

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  • タイ南部サトゥーン低地の地形とマングローブ立地

    梅津 正倫, PRAMOJANEE Paiboon, 大平 明夫, 川瀬 久美子, 方 晶

    名古屋大学加速器質量分析計業績報告書   9 ( 9 )   155 - 160   1998年3月

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    記述言語:英語   出版者・発行元:名古屋大学  

    タンデトロン加速器質量分析計業績報告 Summaries of Researches Using AMS 1997 (平成9)年度

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  • Late Holocene Palaeoenvironmental Changes in the Yahagi River Lowland, Central Japan.

    Bulletin of the National Museum of Japanese History   81   75 - 82   1998年

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  • Late Holocene Palaeoenvironmental Changes in the Yahagi River Lowland, Central Japan.

    Bulletin of the National Museum of Japanese History   81   75 - 82   1998年

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  • 矢作川下流低地における完新世後半の低地の拡大

    川瀬 久美子

    日本地理学会予稿集   50   122 - 123   1996年10月

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    記述言語:日本語  

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  • 矢作川下流低地における縄文海進期以降の陸化の進行

    川瀬 久美子

    名古屋大学加速器質量分析計業績報告書   7 ( 7 )   221 - 235   1996年3月

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:名古屋大学  

    タンデトロン加速器質量分析計業績報告 Summaries of Research Using AMS 1995(平成7)年度

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  • 三重県桑名断層に伴う活構造についての一考察

    森 勇一, 海津 正倫, 鬼頭 剛, 川瀬 久美子

    活断層研究   1996 ( 15 )   17 - 22   1996年

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    記述言語:日本語   出版者・発行元:日本活断層学会  

    Two humic silty layers were found at the level of +8.0m and +8.5m above sea level in the sediments of the Nakanawa archaeological site near Kuwana, central Japan. Radiocarbon age of the lower layer is dated as 2040±100yrs BP, and the layer is considered to have been deposited in a marine or brackish environment near the coast judging from the diatom assemblage.&lt;BR&gt;These facts show that the site has uplifted at a rate of ca 4m/1000 yrs since 2000 yrs BP, and this implies that the Kuwana fault is A-class active fault.&lt;BR&gt;Many tracks of sandblow are also found in the sediments of the site, and the uplifting movements are considered to have been associated with the historical earthquakes such as the Kaho earthquake in1096 and Tensho earthquake in 1586.

    DOI: 10.11462/afr1985.1996.15_17

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講演・口頭発表等

  • 石塚成宏、藤本潔、志知幸治、大平明夫、川瀬久美子 平野堆積物中炭素に対する陸上植物の寄与 −3つの沖積平野堆積物中の炭素窒素安定同位体比からわかること−

    石塚成宏, 藤本潔, 志知幸治, 大平明夫, 川瀬久美子

    日本森林学会大会  2008年3月 

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

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  • 課題解決への意欲を喚起する高等学校地理学習の単元開発〜水俣病問題への支援者の関わりを題材として〜

    川瀬 久美子

    日本地理学会春季大会  2019年3月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

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  • Ethno-ecology of mangrove ecosystem from geo-chemical viewpoint: gleaning of Mangrove clam Pegophysema philippiana in the Philippines. 国際会議

    Ikeguchi,A, Kawase,K, Inoue,T, Yamashita,H, Malaco-diversity Japan Lebata, M. J. H.L, Doyola-Solis, E. F

    国際地理学連合  2018年8月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

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  • (2018)2018 年秋季学術大会緊急シンポジウム「西日本豪雨」 平成30年7月豪雨による愛媛県における浸水被害と斜面崩壊の特徴.

    石黒 聡士, 川瀬 久美子

    日本地理学会秋季学術大会(東北大学)  2018年9月 

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    会議種別:シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)  

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  • 水俣病問題を題材とした高大連携によるESD教育の試み.

    川瀬 久美子, 福田喜彦, 張 貴民

    日本地理学会秋季大会  2016年9月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

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  • ショウゴインツキガイの生態と社会利用の研究

    山下博由, 池口明子, 川瀬久美子, 井上智美, 赤路康朗・Lebata, J. H. L, Doyola-Solis, E. F. C

    日本貝類学会  2018年5月 

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    会議種別:口頭発表(一般)  

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  • 干潟の地形学的定義の再検討 : 礁池,外洋砂浜,エスチュアリーに形成される干潟の位置づけをめぐって.

    川瀬 久美子, 山下 博由, 池口 明子, 名和 純, 李 善愛, 鯵坂 哲朗, 江上 幹幸, 佐藤 慎一, 野中 健一, 藤永 豪

    日本地形学連合秋季研究大会  2012年9月 

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

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  • 2015年7月9日ゲリラ豪雨によって松山市で発生した水害の特徴と土地利用変化の関係.

    川瀬久美子, 古田 昇, 中条義輝, 小林郁典

    日本地理学会秋季学術大会  2015年9月 

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    記述言語:日本語   会議種別:ポスター発表  

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  • デジタル標高地形図を用いた地形環境分析:徳島平野を例に.

    古田 昇, 小林 郁典, 川瀬 久美子

    人文地理学会大会  2011年 

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    記述言語:日本語   会議種別:口頭発表(一般)  

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受賞

  • 日本地理学会研究奨励賞

    1999年  

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    受賞国:日本国

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共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 持続可能な社会の実現にむけた行動様式の転換を促す社会科授業の開発:水俣市における減農薬甘夏栽培の教材化

    2020年7月 - 2021年3月

    四国ダイバーシティ推進委員会  ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ事業による研究支援 

    井上奈穗(鳴門教育大学)

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    担当区分:研究代表者 

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  • GISによる土地に刻まれた歴史とハザード情報をつなぐESDと減災教育への発信

    2020年4月 - 2024年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

    古田 昇, 中条 義輝, 川瀬 久美子, 新見 延安

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    担当区分:研究分担者 

    配分額:4160000円 ( 直接経費:3200000円 、 間接経費:960000円 )

    2021年度も、新型コロナの影響で、共同研究や調査の進展ははかばかしく進まなかった。ただ、研究遂行に必要な地図情報などのデータの収集や、3密をさけるため、それぞれの研究メンバーがここに現地調査を行い、必要な資料との現地照合や、記録を実施していった。カウンターパートの居る地区については、相手方の意向を最大限尊重し、時期やコロナウィルスの影響を最小化するため、スケジュール調整に苦心したが、徳島県上勝町八重地の棚田地区における文化的景観とその維持に関する調査は、1年延期されたものの2022年2月に現地での動画および静止画の記録を行うことができ、目下地元に発信還元すべく編集中である。また、高知県室戸から高知市にかけてのジオパークとその利活用についての現地調査も本年度は実施できた。また、香川県、徳島県、高知県の農林業部門と調整の上、GISで利用できる地図データの提供を受けるとともに、用水についての資料の提供についても、それぞれの土地改良区の同意を順次得ながら、資料を出していただける段階に至っている。
    また、中四国地区の、水資源利用の事例の一端としての水力発電、農業用水の取水堰の設置・改廃の現地調査と地図上の照合を順次行い、発送電について、地理院地図を利活用した高校地理総合で利用できる資料作成に一定のめどがついた。中山間地域の農業開発については、四国に多い、地すべり地区の開発事例を西日本に対象を広げてケーススタディの蓄積に努めている。

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  • 気候変動下における沿岸堆積物の動態と漁場認識―零細金採掘地域をモデルとして―

    2019年4月 - 2022年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

    川瀬 久美子, 池口 明子, 赤坂 郁美

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    担当区分:研究代表者 

    配分額:4420000円 ( 直接経費:3400000円 、 間接経費:1020000円 )

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  • 化学合成生態系からみるマングローブの文化生態学―ツキガイ類を指標とした手法の提案

    2016年 - 2017年

    科学研究費補助金 

    池口 明子

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    資金種別:競争的資金

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  • 四国臨海低地における水災害ポテンシャルマップの作成とGIS分析

    2012年 - 2015年

    科学研究費補助金 

    古田 昇

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    資金種別:競争的資金

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  • 生物地理学的視点からみた西太平洋島嶼地域の干潟文化の比較研究

    2011年 - 2014年

    科学研究費補助金 

    李 善愛

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    資金種別:競争的資金

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  • 沿岸河口域における持続的な水産資源利用モデルの構築とアジアへの適用に関する研究

    2006年 - 2009年

    科学研究費補助金 

    野中 健一

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    資金種別:競争的資金

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  • 2004年スマトラ沖地震によるタイ西南部の津波災害

    2004年 - 2005年

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    資金種別:競争的資金

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  • 沖積低地の微地形成と地形環境動態に関する研究

    2003年 - 2006年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(B)

    海津 正倫, 中村 俊夫, 久保 純子, 藤本 潔, 奥貫 圭一, 堀 和明, 川瀬 久美子

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    配分額:16400000円 ( 直接経費:16400000円 )

    本研究は沖積低地における地形環境の変化と微地形形成との関係を明らかにすることを目的とし,対象地域の微地形・堆積物の特性について詳細な検討を行った.また,低地の微地形と自然災害との関係をより具体的に解明するため,2004年12月26日に発生した津波災害との関係についても検討した.
    海津は,濃尾平野や矢作川沖積低地においてボーリング調査を実施し,完新世後期における土砂堆積域の変遷について低地の地形・地質に関する検討を進めた.その結果,濃尾平野では土砂堆積域が順次変化することが明らかにされ,また,矢作川低地では低地の幅が比較的狭いにもか変わらず約2800年前を中心とする時期には埋没林が形成されるような土砂の堆積域が比較的固定化されていた時期が存在したこと,また,完新世後期以降土砂堆積が比較的顕著に発生した時期と相対的に安定した時期が存在していることが明らかになった.一方,海津・藤本は,現地研究者のNguyen氏,Ta氏とともにメコンデルタ北部地域においてボーリング調査を行うと共に、堆積物の14C年代試料を測定に供した.その結果,サイゴン川低地の完新世中期における海岸線の位置に関するデータが得られ,完新世後期の地形変化とマングローブ林の立地変動が明らかにされた.また,久保はメコンデルタ上流部において氾濫原地域の地形分類図作成と、表層地質調査、土地利用・水利用調査をおこない,プノンペン周辺の低地微地形と水害との関係を詳細に検討した.これらに加えて,海津・堀はタイ南部アンダマン海沿岸低地の微地形と津波堆積物の分布および津波流動についての検討をおこなうとともに,海津はインドネシア国スマトラ島北端部のバンダアチェ平野において平野の微地形と津波の流動に関する現地調査をすすめ,微地形の違いが津波の流動に大きく影響することを明らかにした.

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  • 沖積平野の形成過程における土砂貯留機能および炭素蓄積機能の評価

    2001年 - 2003年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(A)

    藤本 潔, 川瀬 久美子, 石塚 成宏, 大平 明夫, 志知 幸治

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    配分額:25740000円 ( 直接経費:19800000円 、 間接経費:5940000円 )

    十勝川下流低地、矢作川下流低地、および大淀川下流低地において、下部砂層に達する機械ボーリングによる不攪乱コアの採取を行い、沖積層各層序の容積重および炭素含有率を明らかにすると共に、矢作川下流低地および十勝川下流低地において、ArcView 3D analystを用いて沖積層各層序の体積計算を行った。さらにそれらの結果を用い、蓄積土砂量および蓄積炭素量の見積もりを行った。その結果、わずか70〜90km^2の沖積平野においてでさえ、そこでの蓄積炭素量は、現在の年間化石炭素放出量の0.5〜0.6%に達することが明らかになった。一方、ArcView 3D Analystを用いて地形面や各層序境界の正確なサーフェスモデルを作成するためには、かなり多くの標高データを対象地域内で満遍なく収集することが求められること、沖積層が比較的単純な堆積構造を示す場合には容易に体積計算を行うことができるが、各層序が指交関係にあったり、同一層序が不連続に堆積する場合には、体積計算が困難であることも明らかになった。また、マングローブ林を伴う熱帯・亜熱帯地域の沖積低地における表層地下部炭素蓄積量についてもとりまとめられた。
    蓄積炭素の給源を推定するため、これらボーリング試料に対して花粉分析およびδ^<13>C分析を行った。その結果、これらにCN比やδ^<15>N等を組み合わせた分析を行うことによって、陸上植物、淡水性プランクトン、海洋性プランクトンなどの寄与率を推定できる可能性が指摘された。
    北海道東部の風蓮川低地において完新世相対的海水準変動について検討された。その結果、アジア太平洋各地域に共通する5000〜4000cal BPの海水準上昇と4000〜2000cal BPの海水準低下が見出されると共に、地震隆起に起因すると考えられる3回の急激な離水イベントが見出された。

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  • 完新世後期における海岸域の地形環境動態に関する研究

    1999年 - 2001年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(B)

    海津 正倫, 藤本 潔, 長谷川 均, 小池 一之, 川瀬 久美子, 大平 明夫, 松原 彰子, 中村 俊夫

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    配分額:14200000円 ( 直接経費:14200000円 )

    本研究では,完新世後半の海岸域における地形変化を微地形の詳しい検討や,微化石分析をはじめとする堆積物の各種分析,加速器質量分析計を用いた年代測定結果などに基づいて高精度に復元するとともに,マングローブ海岸における炭素の蓄積や,脆弱な珊瑚礁域の海岸環境に影響を及ぼす流域からの物質供給についても斜面物質の移動や土地利用の変化に注目して検討した.
    その結果,十勝川低地や伊勢湾岸の雲出川低地などの沖積低地において完新世後期における海岸線の変化と海水準変動に関して検討が行われ,完新世後期の海岸線が詳しく復元されたほか,東南アジアのデルタなどにおいてもこれまで十分な復元を行うことのでなかった完新世後期の特定の時期に関する海岸線および堆積環境/地形環境の復元が行われた.
    また,日本各地の砂州地形を比較検討することにより,バリアーの形成が完新世の海面上昇期に共通に行われたのに対して,バリアーによる閉塞が始まる時期および完了する時期には,地域ごとの地形・堆積物供給・地殻変動などの条件が反映されていることが明確になった.
    一方,開発行為とサンゴ礁浅海域の変化に関しては,白保サンゴ礁を例に検討した結果,サンゴの分布や海草類の分布の大きな変化が、陸域での「土地改良事業」の時期と一致していることが明らかにされ,堆積物中の化学肥料や家畜の糞尿の影響で海草帯が拡大するという変化が生じるなど,陸域の開発がサンゴ礁浅海域の生物多様性などに影響を与えていることが明らかにされた.
    さらに,西表島および奄美大島におけるマングローブ林の地下部炭素蓄積量の見積りが行われ,西表島の現マングローブ林の大半は,約1000cal BPの地盤隆起に伴い海側に新たに成立したもので,巨大地震に伴う間欠的な地盤隆起が炭素蓄積の場の海側への拡大に貢献してきたことが指摘された.

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  • 日本の沖積低地の地形形成に関する環境変動論的研究

    1999年

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  特別研究員奨励費

    川瀬 久美子

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    配分額:900000円 ( 直接経費:900000円 )

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  • 三重県雲出川下流域における海岸低地の形成と堆積環境の変遷

    1998年 - 2003年

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    資金種別:競争的資金

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  • Change of sedimentary environment in the lower Kumozu River. ?

    1998年 - 2003年

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    資金種別:競争的資金

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  • Holocene geoenvironmental changes of the coastal lowlands along the Ise and Mikawa Bay, central Japan.

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    資金種別:競争的資金

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  • Late Holocen fluvial activity in the Yahagi River Lowland,central Japan.

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    資金種別:競争的資金

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  • Paleoenvironment of the Shoalhaven Lowland,Southeastern Australia.

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    資金種別:競争的資金

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  • 完新世における伊勢湾・三河湾沿岸沖積低地の地形環境の変遷

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    資金種別:競争的資金

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  • 中部日本,矢作川沖積低地における完新世後半の河成活動

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    資金種別:競争的資金

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  • オーストラリア南東部,Shoalhaven低地の古環境

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    資金種別:競争的資金

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社会貢献活動

  • フィリピンの零細金採掘地域における環境変化と漁場利用に関する調査活動

    役割:調査担当

    2019年6月 - 2022年3月

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    種別:調査

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