2025/03/27 更新

写真a

ナカムラ ヨシコ
中村 由子
Nakamura Yoshiko
所属
附属病院 講師
職名
講師
連絡先
メールアドレス
外部リンク

学位

  • 愛媛大学大学院医学系研究科博士課程 ( 2020年9月   愛媛大学 )

研究分野

  • ライフサイエンス / 免疫学

学歴

  • 愛媛大学   医学部 大学院   消化器・代謝・内分泌内科学

    2014年4月 - 2019年9月

      詳細を見る

経歴

  • 愛媛大学

    2014年1月 - 現在

      詳細を見る

取得資格

  • 医師免許証

論文

  • B細胞活性化因子の非アルコール性脂肪性肝疾患モデルマウスにおける肝脂肪化への影響 査読

    中村 由子

    Scientific Reports   9 ( 977 )   1 - 12   2019年1月

     詳細を見る

    記述言語:英語   掲載種別:研究論文(学術雑誌)  

    researchmap

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 非アルコール性脂肪性肝疾患を背景とする肝発癌におけるB細胞活性化因子の役割

    2020年4月 - 2023年3月

    日本学術振興会  科学研究費助成事業  若手研究

    中村 由子

      詳細を見る

    配分額:4290000円 ( 直接経費:3300000円 、 間接経費:990000円 )

    B細胞活性化因子と肝発癌の関係をマウスモデルを使用して明らかにしようとしている。以前に高脂肪食飼育BAFF欠損マウスは高脂肪食飼育野生型マウスよりも脂肪肝や耐糖能が改善することを報告してきた。この高脂肪食により惹起される全身炎症が軽減することは、肝発癌・進展にどのような影響を与えるのかを検討し、近年増加している脂肪肝を基盤とした肝発癌の原因解明の一助とすることを目的としている。
    野生型(C57BL6/J)マウスとBAFF欠損マウスに、生後2週齢で発癌物質DENを単回腹腔内投与し、生後6週齢より高脂肪食(60% FAT)もしくは通常食で飼育し、発癌の状態を20週、24週、36週時点で検討した。20週と24週齢ではBAFF欠損マウスの方がより野生型に比較して肝腫瘍の合併が多い結果が得られた。またBAFF欠損マウスの肝腫瘍は野生型に比較してより大きかった。得られた肝組織での顕微鏡学的な腫瘍合併率も検討するとともに細胞周期に関する免疫染色を行い、腫瘍増殖能の点について検討している。
    また、機序の解析に関して、肝(腫瘍部、非腫瘍部)での細胞周期、炎症、脂肪化に関する遺伝子発現をreal-time PCRで検討している。今後マウス肝癌細胞株を用いて肝細胞へのBAFFの直接的な作用をreal time PCRで検証する予定である。
    次にBAFF欠損マウスは野生型に比較して有意に脾臓が小さく、脾臓・肝臓への浸潤リンパ球中のB細胞の割合が少なかった。このリンパ球の差異が肝腫瘍進展への与える影響をFACSを中心に検討し、B細胞活性化因子の腫瘍環境への影響を解析している。

    researchmap