Updated on 2025/04/01
博士（工学） ( 2019.9 東京大学 )
放射性廃棄物処分
耐久性
コンクリート工学
細孔構造
The University of Tokyo The Graduate School of Engineering Department of Civil Engineering
2016.9 - 2019.9
Yokohama National University Graduate School of Urban Innovation Department of Infrastructure and Urban Society
2013.4 - 2015.3
群馬大学 工学部 社会環境デザイン工学科
2008.4 - 2012.3
Ehime University Graduate School of Science and Engineering, Ehime University Assistant Professor
2023.6
Kyoto University Engineering Graduate School of Engineering, Department of Civil and Earth Resources Program-specific Researcher
2021.7 - 2023.5
Japan Society for the Promotion of Science
2019.10 - 2021.6
東日本旅客鉄道株式会社
2015.4 - 2016.8
Japan Society of Corrosion Engineering
2022.4
RILEM(The International Union of Laboratories and Experts in Construction Materials, Systems and Structures)
2022.4
ACI(American Concrete Institute)
2021.11
The Society of Materials Science, Japan
2021.10
日本非破壊検査協会
2021.9
日本コンクリート工学会
2016
土木学会
2012.1
土木学会 252建設用3Dプリンターによる埋設型枠設計・施工に関する研究小委員会 幹事
2023.9
Committee type：Academic society
コンクリート工学会 コンクリート工学年次大会2024(松山)実行委員会 総務部会 幹事
2023.4 - 2024.6
Committee type：Academic society
RILEM Technical Committee 269-IAM
2022.4
日本材料学会 コンクリート工事用樹脂部門委員会
2021.12
Committee type：Academic society
土木学会 3Dプリンティング技術の土木構造物への適用に関する研究小委員会（364委員会）
2021.7 - 2023.10
Committee type：Academic society
土木学会 コンクリート標準示方書英訳小委員会（232委員会）
2021.4
Committee type：Academic society
土木学会 コンクリート中への水分浸透評価とその活用に関する研究小委員会（362委員会）
2020.5 - 2022.11
Committee type：Academic society
土木学会 コンクリート構造物の養生効果の定量的評価と各種養生技術に関する研究小委員会（356委員会）
2017.5 - 2019.5
Committee type：Academic society
Influences of print paths on void structure and moisture penetration resistivity of 3D printed mortal Reviewed
Yuki YOKOYAMA, Shunsei TANAKA, Koji KINOMURA
Intelligence, Informatics and Infrastructure 2025.5
3Dプリンティングモルタルのフレッシュ性状が水分移動抵抗性と層間付着強度に及ぼす影響の微視的評価検討 Reviewed
横山勇気, 浅生空海, 田中俊成, 木ノ村幸士
コンクリート構造物の補修，補強，アップグレード論文報告集 24 477 - 482 2024.10
レーザを用いたコンクリートの表面切削状況に及ぼす要因に関する検討 Reviewed
濱岡祥樹, 河合慶有, 横山勇気, 加藤芳樹
コンクリート工学年次論文集 46 ( 1 ) 349 - 354 2024.6
Effects of CO2 partial pressure and drying conditions on carbonation of mortars Reviewed
Yuki Yokoyama, Kotaro Doi, Sachiko Hiromoto
Zairyo-to Kankyo 71 ( 10 ) 284 - 287 2022.10
Influences of moisture change and pore structure alteration on transport properties of concrete cover Reviewed
Yuki Yokoyama, Kenichiro Nakarai, Yuya Sakai, Toshiharu Kishi
Cement and Concrete Composites 122 104090 - 104090 2021.9
Relationship between penetration depth measured by splaying silver nitrate solution and results of non-destructive test Reviewed
Proceedings of the Japan Concrete Institute 43 ( 1 ) 407 - 412 2021.7
The effect of curing condition on the middle-scale concrete specimens exposed to actual condition Reviewed
Yuki Yokoyama, Toshiharu Kishi
ConMat’20(Sixth International Conference on Construction Materials) 2020.8
屋外暴露された中規模柱試験体を対象とした表層品質の継続的計測および空隙構造分析による養生効果の検証 Reviewed
横山勇気, 酒井雄也, 岸利治
コンクリート工学年次論文集 41 ( 1 ) 617 - 622 2019.7
Pore structure of middle scale column specimens exposed outdoors
70 ( 6 ) 443 - 445 2018
Yuya Sakai, Yuki Yokoyama, Toshiharu Kishi
Journal of Advanced Concrete Technology 15 ( 10 ) 595 - 602 2017.10
Analysis of Effects of Angle of Measurement on Surface Water Absorption Test Reviewed
Yuki Yokoyama, Akira Hosoda
Concrete Research and Technology 28 ( 0 ) 71 - 78 2017
Non-Destructive Imaging of Water Permeation through Cementitious Materials Using MRI Reviewed
Yuya Sakai, Yuki Yokoyama, Toshiharu Kishi
Open Journal of Civil Engineering 07 ( 03 ) 378 - 388 2017
CHANGE IN SURFACE AIR PERMEABILITY OF CONCRETE WITH DIFFERENT MIX DESIGNS AND CURING Reviewed
Yuki YOKOYAMA, Yuya SAKAI, Kenichiro NAKARAI, Toshiharu KISHI
Cement Science and Concrete Technology 71 ( 1 ) 410 - 417 2017
Swelling deformation of bentonite mixed with inorganic materials in alkaline solution Reviewed
Yuki YOKOYAMA, Kenichiro NAKARAI, Chizuru SHIMAKURA, Kiyoshi KOIBUCHI
Japanese Geotechnical Journal 10 ( 1 ) 45 - 55 2015
Effect of pozzolan on cement-bentonite interaction in nuclear waste management
Kenichiro Nakarai, Yuki Yokoyama
Sustainable Construction Materials and Technologies 2013- 2013
Changes in curing effect on surface quality of concrete Invited
Yuki YOKOYAMa
CEMENT＆CONCRETE 923 48 - 53 2024.1
海外の指針類に関する調査 RILEM-TC-DFC ”Digital Fabrication with Cement-based Materials”
横山勇気
3Dプリンティング技術の土木構造物への適用に関する研究小委員会報告書(354委員会)成果報告書 Ⅲ-50 - Ⅲ-56 2023.10
ふるくてあたらしい中性化/炭酸化の新展開 1.総論 耐久性照査における中性化深さの役割の変遷
岸利治, 横山勇気, 鎌田知久
コンクリート工学 61 ( 9 ) 2023
照査方法に関する検討 実構造物と2017年版照査式の適合性検証，表層品質の影響の照査式への導入
轟俊太郎, 野村倫一, 山崎由紀, 山口浩, 横山勇気
コンクリート構造物の養生効果の定量的評価と各種養生技術に関する研究小委員会（356委員会）報告書 2022.11
養生による効果に関する定量的評価 表層透気に与える影響
横山勇気
コンクリート構造物の養生効果の定量的評価と各種養生技術に関する研究小委員会報告書(356委員会) 100 - 102 2019.9
3Dプリンティングモルタルのフレッシュ性状が水分浸透抵抗性と層間付着強度に及ぼす影響に関する基礎的検討
横山勇気, 浅生空海, 田中俊成, 木ノ村幸士
令和6年度⼟⽊学会全国⼤会第79回年次学術講演会 2024.9
穿孔法による死荷重計測を用いたトラス橋の耐力評価および FBGセンサによる無線計測モニタリング
西土 隆幸, 福本 伸太郎, 鈴木 優平, 寺岡 毅, 横山 勇気, 塩谷 智基
土木学会全国大会第77回年次学術講演会 2022.9
加速度センサを用いたポニートラス橋のたわみ挙動推定に基づく端横桁の亀裂発生原因の推定
芳賀 尭, 寺岡 毅, 塩谷 智基, 横山 勇気, 楊 曜華, 蘇 迪, 長山 智則
土木学会全国大会第77回年次学術講演会 2022.9
順序ロジスティック回帰分析を用いた道路橋の健全度予測モデルの開発
横山 勇気, 桑谷 立, 寺岡 毅, 松本 純也, 日野 英逸, 塩谷 智基
土木学会全国大会第77回年次学術講演会 2022.9
産官学の連携による道路橋を対象とした維持管理システムの合理化に向けた活動
小椋 紀彦, 福本 伸太郎, 芳賀 尭, 稲留 靖浩, 寺岡 毅, 横山 勇気, 塩谷 智基
土木学会全国大会第77回年次学術講演会 2022.9
合理的な耐久性確保に向けた耐久設計・コンクリート施工・維持管理に関する検討 Invited
横山勇気
NIMSインフラ構造材料パートナーシップ 2022年度第1回研究会 2022.6
Effects of ambient pressure and dry conditions on carbonation of mortals
Yuki Yokoyama, Kotaro Doi, Sachiko Hiromoto
Proceedings of JSCE Materials and Environments 2022 2022.5
締固めの方法と型枠の種類が表層品質へ及ぼす影響の分析
横山勇気, Nguyen May Huu, 松山利和, 半井健一郎
第75回セメント技術大会講演要旨 2021.5
土木の維持管理の魅力と今後について Invited
横山勇気
東日本旅客鉄道株式会社 長野支社 土木技術センター 2022.2
締固めの方法と型枠の種類がコンクリートの表層品質へ及ぼす影響
厚朴璃子, 半井健一郎, 横山勇気, 藤本悟, 小柳忠史
第72回中国地方技術研究会 2022.9
耐久設計，維持管理体系の更なる合理化に向けた検討 Invited
横山勇気
日本材料学会 第206回 コンクリート工事用樹脂部門委員会 2022.6
鉄筋コンクリート構造物の合理的な耐久性確保の実現に向けた研究
横山勇気
工学部附属社会基盤iセンシングセンター第35回仕繰セミナー 2023.6
雨水等の影響を受ける箇所におけるコンクリート片の剥落に対するかぶりと中性化深さの関係性の検証
横山勇気, 岸利治
第71回セメント技術大会 2017.5
Evaluation of Covercrete Quality of Tunnel Lining Concrete with Surface Water Absorption Test
小松怜史, 細田 暁, 佐々木照夫, 横山勇気
Fifth International Conference on Construction Materials Performance, Innovations, and Structural Implications 2015.8
Swelling deformation of the bentonite mixed with inorganic materials in alkaline solution
Yuki Yokoyama, Kenichiro Nakarai
GEOMATE 2013 2013.11
Swelling deformation of the bentonite mixed with silica fume or sodium carbonate in calcium hydroxide solution
Yuki Yokoyama, Kenichiro Nakarai
GEOMATE 2012 2012.11
Change in surface quality of concrete with different mix design and curing conditions
Yuki Yokoyama, Toshiharu Kishi
IIS STUDENT LIVE 2019 2019.7
コンクリート片の剥落に対する雨水等の影響やかぶり厚さおよび中性化深さの関係性の検証
横山勇気, 岸利治
土木学会第73回年次学術講演会 2018.8
中規模供試体を対象としたコンクリートの表層透気係数の経年変化
横山勇気, 酒井雄也, 岸利治
第72回セメント技術大会 2018.5
MRIによるセメント硬化体への水分浸透の非破壊観察
酒井雄也, 横山勇気, 岸利治
土木学会第72回年次学術講演会 2017.9
長期間の暴露と降雨の有無が表層品質に及ぼす影響に関する一検討
横山勇気, 半井健一郎, 酒井雄也, 岸利治
第74回セメント技術大会 2020.5
The effect of curing to improve the durability of concrete exposed to actual condition
Yuki Yokoyama, Toshiharu Kishi
Research workshop for evaluation of cover concrete quality 2019.9
合理的な耐久性確保に向けた耐久設計・コンクリート施工・表層品質評価に関する研究 Invited
横山勇気, 岸利治
RC-73 コンクリートのバリア性能研究会 2019.7
Ca(OH)2水溶液の作用下におけるシリカフュームを混合したベントナイトの膨潤特性
横山勇気, 半井健一郎
第39回関東支部技術研究発表会 2012.3
Ca(OH)2水溶液の作用下におけるシリカフュームまたはNa2CO3を混合したベントナイトの膨潤性能
横山勇気, 半井健一郎
第9回地盤工学会関東支部発表会 2012.10
シリカフュームまたはNa2CO3を混合したベントナイトのCa(OH)2水溶液の作用下での膨潤
横山勇気, 半井健一郎
土木学会第67回年次学術講演会 2012.9
画像解析技術を用いた実橋梁のたわみの計測精度の検証
舛添 和久, 森 啓考, 飯田 華奈美, 李 志遠, 叶 嘉星, 遠山 暢之, サグラジャン アルトウル, 進藤 崇大, 野上 翔平, 横山 勇気, 小椋 紀彦, 服部 篤史, 塩谷 智基
土木学会全国大会第78回年次学術講演会 2023.9
電磁石式漏洩磁束法による小型PC鋼材破断検査機の開発
小椋 紀彦, 横山 勇気, 服部 篤史, 塩谷 智基, サグラジャン アルトウル, 野上 翔平
土木学会全国大会第78回年次学術講演会 2023.9
ドローン空撮によるドゥルックバンド橋のたわみ計測
RI Shienn, YE Jiaxing, XIA Peng, 遠山暢之, 小椋紀彦, 野上翔平, 横山勇気, 服部篤史, 塩谷智基
土木学会全国大会第78回年次学術講演会 2023.9
鉄筋コンクリート構造物の合理的な 耐久性確保に向けた研究 Invited
横山勇気
大学等との技術開発懇談 2023.11
中性化の影響に着目したACI 318におけるかぶりの設計基準の変遷の調査
横山 勇気, 吉田 亮, 岸 利治
土木学会全国大会第78回年次学術講演会 2023.9
3D プリント技術のコンクリート分野への応用に関する現状 Invited
横山勇気
第 8 回コンクリートに関する技術情報交換会 2024.10
吉田研究奨励賞
2022.5 土木学会
横山勇気
優秀賞
2021.9 国土交通省中国地方整備局
厚朴璃子, 半井健一郎, 横山勇気, 藤本悟, 小柳忠史
年次論文奨励賞
2021.7 日本コンクリート工学会
横山勇気,半井健一郎,酒井雄也,岸利治
工業会奨励賞
2012.3 郡馬大学工業会
横山勇気
卒業論文最優秀発表者賞
2012.3 郡馬大学工学部社会環境デザイン工学科
横山勇気,半井健一郎
優秀発表者賞
2012.3 土木学会関東支部
横山勇気,半井健一郎
主席卒業
2012.3 郡馬大学工学部
横山勇気
Fundamental study of a durability of 3D printed mortar
2024.4 - 2026.3
Yuki YOKOYAMA
Authorship：Principal investigator
3DP製モルタル積層体の物質移動抵抗性に施工方法が及ぼす影響に関する基礎的研究
2024.4 - 2025.3
公益社団法人 前田記念工学振興財団 前田記念工学振興財団 研究助成
横山勇気
Authorship：Principal investigator
3Dプリンティングモルタル製積層体の各種施工要因と耐久性に関する微視的検討
2024.4 - 2025.3
一般財団法人 上田記念財団 上田記念財団 第15期研究助成 若手研究者
横山勇気
Authorship：Principal investigator
表層品質と炭酸化の進行の経年変化に関する実態の解明
2023.4 - 2025.3
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究
横山 勇気
Grant amount：\4680000 （ Direct Cost: \3600000 、 Indirect Cost：\1080000 ）
合理的な耐久設計の実現に向けた表層品質と耐久性の包括的知見の獲得
2020.4 - 2023.3
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究 若手研究
横山 勇気
Grant amount：\4290000 （ Direct Cost: \3300000 、 Indirect Cost：\990000 ）
本研究では，申請者自らが発見した「養生方法によるコンクリートの表層品質の差異が材齢の経過に伴い減少し，数年後には明確な差が表れなくなる現象」と「材齢の経過により表層部の強度と物質移動抵抗性の相関が向上する現象」の機構や発生条件の解明を目的としている．これらの現象は，当該分野の従来の考えとは乖離するものであり，鉄筋コンクリート構造物の耐久性を適切に確保するためには，現象の機構や影響を解明する必要がある．
本研究の申請時点ではコンクリート表層部の透気性に加え，吸水性と空隙構造の観点からも養生による表層品質の差異が減少していることを明らかにしていた．その結果を踏まえ，令和2年度は養生による表層品質の差異が縮小する現象の機構を解明する研究を遂行する予定であった．しかしコロナ禍の影響を受け，実環境下にある供試体から試料を採取することが困難となり，その代わりに表層品質を適切に評価するために重要となる含水状態と空隙構造の関係性を明確にすることとした．
申請者が所属する研究室が保有する実構造物模擬供試体の測定結果を基に分析した結果，含水状態と空隙構造が表層品質の評価指標のひとつである表層透気係数へ及ぼす影響の程度はセメント種類により異なることを明らかにした．さらに本分析結果を踏まえ，含水率の影響を顕著に受けやすい竣工時点の測定結果であっても，含水率の影響を取り除いた表層透気係数を算出する式を提案し，研究成果を査読付きの海外ジャーナルへ投稿した．
加えて，構造物の代表的な劣化指標である水の浸透深さの測定方法に関する研究も実施し，種々の測定方法による浸透深さの差異を明らかにするとともに，水の浸透深さと非破壊により得られる透気性や吸水性の相関を実構造物模擬供試体の結果を用いて分析し，従来の非破壊試験によって水の浸透深さが予測可能であることを示唆する結果を得た．本研究成果は国内の査読付き論文へ投稿した．
材料配合や養生がコンクリート構造物の耐久性へ与える効果の経年変化に関する検証
2019.4 - 2021.3
日本学術振興会 科学研究費助成事業 特別研究員奨励費 特別研究員奨励費
横山 勇気
Grant amount：\1700000 （ Direct Cost: \1700000 ）
本研究では，申請者自らが発見した「養生方法による表層品質の差異が材齢の経過に伴い減少し，数年後には明確な差が表れなくなる現象」の機構や発生条件の解明を目的とする．これまでの研究で，申請者はコンクリート表層部の緻密さ（品質）を評価する試験方法のひとつである表層透気試験（Torrent法）を用い，国内の複数個所に静置された実構造物模擬供試体のコンクリートの表層品質を数年間にわたり継続的に計測を行った．その結果，材齢が経過するに伴い養生による表層品質が縮小することを確認した．しかし，表層透気試験の結果のみでは，これまでの常識と異なる傾向を示す本現象が発生しているかは定かではない．そこで，まずは，他の評価指標である吸水量や空隙構造の観点からも養生の差異が減少しているのかを確認することとした．検討に用いたのは，表層透気試験の結果で検討対象とする現象が確認された複数の実構造物模擬供試体である．吸水性は表面吸水試験（Surface Water Absorption Test），空隙構造は水銀圧入試験を用い，養生の差異について検証した．
本検討の結果，降雨の影響を受けない箇所に比べ，鉄筋コンクリート構造物の劣化の発生リスクが高い降雨の影響を受ける箇所にて，養生による表層品質の差異が顕著に減少することを複数の評価指標（透気係数，吸水量，空隙構造）の観点から明らかにした．加えて，普通ポルトランドセメントに比べ，高炉セメントを使用した場合は，降雨の影響が顕著に表れ，材齢が8年経過した時点では，養生による明確な違いが空隙構造には見られなくなることを確認した．
実構造物模擬供試体を用いた養生による表層品質の差異が縮小する現象の解明
2019.4 - 2020.3
セメント協会 第33回研究奨励金
横山勇気
